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出版社内容情報
生贄として、人喰いの悪竜へ捧げられた亡国の王女シルビア。だが──
「私の身体はくれてやるから知恵よこせ、この蛇とかげ!」
「お主みたいな未熟でマズそうな人間、喰えるか!」
悪竜ヴェールは彼女を喰わず、代わりに彼女に世界を見せる旅へ誘う。
すべては彼女を「美味しく喰らう」ために。
こうして始まった、竜と姫との二人旅。
だが、国家、宗教、経済、難民、外交――世界を形づくる仕組みに触れていくうちに
「世界を知る旅」は、「世界を背負う旅」へと変わっていく。
やがて明らかになる、彼女の国と家族を殺した大いなる陰謀。
竜と王女は、世界を巡る謀略に巻き込まれていき──
剣ではなく交渉を。
魔法ではなく謀略を。
力ではなく知恵を武器に。
これは、世界を知った少女が、君主になる物語。
【目次】
内容説明
竜に捧げられた亡国の王女シルビア。生贄として喰われるはずが―「私の身体はくれてやるから知恵よこせ、この蛇トカゲ!」「お主みたいな未熟でマズそうな人間、喰えるか!」悪竜ヴェールは彼女を喰わず、代わりに世界を見せる旅へと誘う。彼女を「美味しく喰らう」ために。こうして始まった、竜と姫との二人旅。だが、国家・宗教・経済・戦争―世界を形づくる仕組みに触れていくうちに、「世界を知る旅」は「世界を背負う旅」へと変わっていく。そして暴かれていく、大いなる陰謀―。剣ではなく交渉を、魔法ではなく謀略を、力ではなく知恵を武器に。これは、たった一人の無力な少女が、君主になるまでの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
51
面白いと思いますが、自分には合わなかったです。 シルビアとヴェールの絡みは楽しかったんですが、奴隷となった亡国の民を巡る商談にあまり興味を持てなかったので冗長に感じてしまいました。ただ、切なくも胸が熱くなるような展開にシルビアの成長を感じられる終盤は圧巻でした。2026/09/17
和尚
30
面白かった、始まりからいけにえの姫様のキャラが良い。更に竜のキャラも。そこから二人の関係性と、それぞれの深堀が章立てて描かれて、タイトルに帰結していくのも凄く好きでした。2026/10/10
よっち
26
日照りと疫病、東方帝国の侵食、内乱で王族は斬られ滅んだカジミス王国。最後に残された亡国の王女シルビアが、日照りに悩む帝国から悪竜ヴェールへの生贄にされるファンタジー。献上されたシルビアは悪竜に毒舌を浴びせて、彼女を美味しくしてから喰う名目で一緒に世界を見せる旅に出るヴェール。水上都市フウールを訪れて帝国遠征が生んだ難民問題、違法取引に向き合う展開で、悪竜の過去や人を喰わねば腐っていく業が浮き彫りになる一方、クソ婚約者の野望を阻止すべく亡国の王女として奔走する覚悟や、育んできたヴェールとの絆が効いてました。2026/09/11
真白優樹
17
悪竜への生贄として捧げられた亡国の王女が、悪竜に連れられ世界を見る旅に出る物語。―――渦巻く政争、陰険な世界へ飛び込め己の弁論のみを力として。 見た事のないものを見る旅の中、ひょんな事から難民問題の裏に隠れた違法取引に踏み込んでいく巻であり、未熟ながらに王女として様々なものを背負い込んで救っていく中、悪竜の願いを聞く、多角的で骨太な面白さがある物語である。始まる新たな旅、それは国を救うまで終わる事はなく。果たして王女は永遠の時間の中、国を救う事は出来るのか。 次巻も勿論楽しみである。2026/09/10
鏡野繭
8
竜と王女が旅に出るところから始まり、竜と王女が旅に出るところで終わる。 その間に描かれるのは、壮大な政治闘争。 ストーリーがとにかく面白く、張り巡らされた伏線と鮮やかな反転も見事でした。異なる勢力が繰り広げる駆け引きが存分に描かれていて、何よりシルビアという、心から尊敬し、そして大好きになれるキャラクターが生まれているのが素晴らしい。 見どころ満載の、まさに傑作でした。 2026/09/10




