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出版社内容情報
戦争で重傷を負い、王都の病室で目覚めたノーマン。しかし目覚めた彼には過去の記憶に関する実感は無く、恋人や家族に対しても何の感情も湧かなくなってしまっていた。
そんな彼に与えられた新たな任務はとある≪アンロウ≫の少女たちとの交流、そしてそれに端を発する様々な事件の解決だった。
エヴァーグレイス学園での生徒の変調、家出した少女を追う探偵、ヘルカート通りに出現すると噂されている魔物、そして一般家庭で突如起きた集団発狂事件とは――。
これはノーマンと彼を愛する4人の美しき少女の始まりの事件と、愛に至るまでのお話。
【目次】
内容説明
戦争で重傷を負い、王都の病室で目覚めたノーマン。しかし目覚めた彼には過去の記憶に関する実感は無く、恋人や家族に対しても何の感情も湧かなくなってしまっていた。そんな彼に与えられた新たな任務はとある《アンロウ》の少女たちとの交流、そしてそれに端を発する様々な事件の解決だった。エヴァーグレイス学園での生徒の変調、家出した少女を追う探偵、ヘルカート通りに出現すると噂されている魔物、そして一般家庭で突如起きた集団発狂事件とは―。これはノーマンと彼を愛する4人の美しき少女の始まりの事件と、愛に至るまでのお話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
16
★★★★☆まずは無事に4巻まで出てくれて良かった。これまで言及はされていたものの、詳細に語られていなかった、何故、ノーマンが今のノーマンになったのかと、4人との出会いを描くビギンズナイトにして完結巻。分量は少なめだったものの、逆にノーマンに対し、短時間で4人を立て続けに落としてみせたスケコマシという印象が強くなったのでこれはこれでありだったなと。また、彼女たちの窮地を前に、空っぽだったはずの心に火がともるところは4巻目にしてようやくノーマンの為人が掴めたような気がして良かった。2025/11/18
真白優樹
14
西部戦線で重傷を負い記憶と感情を失ったノーマンが、スフィアの命でバルディウムに赴任する、ビギンズナイトを描く最終巻。―――バケモノ達が出会い始まる、彼らだけの愛のカタチ。 ノーマンがなぜ今の状態になったのか、この関係に至るまでに何があったのかを描く巻であり、彼らしい大暴れも楽しめる、綺麗に畳まれていく巻である。始まりも語られ、彼らだけのゆがんだ愛も皆で受け入れて。これからも色々あるかもしれないけれど、きっとこのまま進んでいくのだろう。彼らだけの道を、どこまでも五人で。 うん、とても面白かった。2025/10/15
FFLJAPANter
10
上質なクラシックコンサートに来たかのような優雅な筆致でありながらも、最初から総立ちにならざるを得ない激しさを併せ持つ。ノーマン・ヘイミッシュ……ホントに良い主人公……あらすじ・伏線から予想され得ることは大体やってますが、予想外のこともきちんとしてくる……ただのハーレムもの主人公じゃないっすよ……気障な表現かもしれないが、アンコールがないのが非常に悲しい……次回作、お待ちしてます!!2025/10/15
MoriTomo
9
ノーマンの過去とアンロウの少女たちとの出会いと交流を描いた始まりのエピソードから、どのようにして激重感情が芽生えたのかが分かる内容で、とても引き込まれました。 主人公の過去の境遇とヒロインたちの愛情の重さが丁寧に描かれており、現在の関係性にも繋がる展開に納得できて、タイトル回収も見事でした。 4人のヒロイン全員が魅力的で、その魅力を引き出す主人公の存在も印象的で、物語全体を通して感情の熱量が高く、テンポの良い展開と心情描写が心に残る、満足感のある素敵な物語でした。2025/10/17
細川 カヲル
3
あえて3巻まで読んでから初心に帰る4巻目(≒0巻目)。表立って過去がある程度明かされてはいるものの、裏に潜む感情はまだ分かってなかった部分があったのもあって、答え合わせという意味合いもあったように感じた。 ノーマンが1巻の状態に至るまでかと思いきや、ヒロインとの出会いや決意もしっかりと描写される。これは紛れもなくファンへ向けたご褒美巻といっても可能なのではなかろうか。色々衝撃が強い部分もあるけれど、出会いの果てに彼女たちと辿り着いた結論その過程は、確かに美しいものだったなと改めて思えるようになった。2025/10/24




