出版社内容情報
安楽死が合法化された未来の日本。安楽死を希望する者は人名幇助者〈アシスター〉との最低十回の面談が義務付けられていた。
神奈川県・江ノ島の〈ラストリゾート〉でアシスターとして働く東峰渚。かつて安楽死希望者だった彼女は、その経験があるからこそ寄り添える痛みがあると信じ、安楽死希望者たちと向き合っていく。
たとえそれが、人生で最も許せない人だとしても――。
人気シリーズ文庫化第2弾。文庫限定書き下ろし短編「そして始まりの場所へ」を収録。
【目次】
「 」
プロローグ
夢から覚めた日
葉見ず、花見ず
泣いてない
エピローグ
書き下ろし短編 そして始まりの場所へ