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出版社内容情報
事故で脚に怪我を負った桜千早に代わり、
柊という霊能者の女性と共に仕事をすることになった大野木龍臣。
自殺者が多発している図書館からの依頼で、
現地調査に向かった大野木と柊が目にしたのは、巨大な絵画だった。
怪異の原因”呪具”である本を探し出し、
大野木が読み終えた瞬間、その絵画に異変が起き始め……?
心の隙間の小さな歪みが生み出した、忌まわしい怪異が目の前に迫る!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
46
今回は・・・なんだろ、とりわけ良かった(о´∀`о) このシリーズの原作の善きエッセンスが凝縮されているような巻。出てくる怪異はかなりおぞましいんだけれど、柊さんの魅力が打ち消してくれてる。桜くんの姉弟子である柊さん、そして師匠である帯刀老、彼の式神である葛葉さんも登場。冒頭の図書館の怪異をあっさり鎮めてしまう柊さんの圧倒的な力は、『竜雨』でも描かれている。『蛍火』や『雨聴』では大野木さんや桜くんの無私の優しさも描かれていて、嵐の後の爽やかな空気のような読後感。この陰影の絶妙さよ!2025/03/27
コリエル
5
姉弟子普通に登場したな。意外とヤンチャだった。そして大野木さんは四番打者と退魔師の資質を併せ持つ逸材…2025/07/03
杳
4
大野木さんのひととなりをたっぷり語れる3巻でした。「蛍火」が、優しさと煌めきと温もりに満ちていて、特に好きです!2025/03/27
ぽへぽへ
3
Kindle。千早の姉弟子さんが登場。人に懐いてるミニ龍神可愛い。2025/05/28
寝子
3
原作未読/『龍のこども』の話と『主人の願いを叶える』話が好きでした。怪異は気まぐれに人と関わって、人の心を救ったりする。怪異にその気はなくても、人は受け取ったものを希望にしたりして。怪異とのそういう繋がりが、日本の神道の考え方に通じたりするのかなあ…などと思ったりしました。/一方で、『招き入れてしまったモノ』とかの禍々しい存在とか『読んだら死ぬ本』とか、そうそう怪異ってこうだよなー!というおよそ人間の常識では理解できない存在の話もあって、バランス感が楽しい3巻でした。あと柊さん大活躍。笑2025/05/12