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出版社内容情報
王都から逃げ出した《アンロウ》を捕えるべく歓楽街にある会員制カジノへ潜入することとなった探偵事務所『エレメンタリー』。
簡単な任務のはずだったが、待ち受けていたのは薬物で強化された《アンロウ》、それはかつての仇敵・ジムの関与を匂わせるもので……。
そんななか、かつて『カルテシウス』でエージェントをしていたと名乗る初老の男・ダミアンが現れる。“前任者”の存在、そしてその末路を知ったノーマンは、己の歪んだ正義の果てに待つ未来になにを思うのか――。
内容説明
ヒトとバケモノの歪んだ愛の物語、第3弾。王都から逃げ出した“アンロウ”を捕えるべく歓楽街にある会員制カジノへ潜入することとなった探偵事務所『エレメンタリー』。簡単な任務のはずだったが、待ち受けていたのは薬物で強化された“アンロウ”、それは仇敵・ジムの関与を匂わせるもので…。そんななか、かつて『カルテシウス』でエージェントをしていたと名乗る初老の男・ダミアンが現れる。“前任者”の存在、そしてその末路を知ったノーマン。己の歪んだ正義の果てに待つ未来になにを思うのか―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
王都から逃げ出した《アンロウ》を捕えるべく、歓楽街にある会員制カジノへ潜入したノーマンたち。簡単なはずの任務が因縁の仇敵に繋がってゆく第3弾。かつて『カルテシウス』でエージェントだったと名乗る初老の男ダミアンからの依頼で、王都の収容所から脱走した双子のアンロウが裏取引を行う会員制カジノに潜入したノーマンたち。しかしそれは罠で因縁あるアンロウの襲撃に遭い、何とか窮地を脱した彼が真相を知って、アンロウの4人たちと街を守るために立ち上がる展開で、似た者同士のダミアンとの熱い激突とその結末はなかなか良かったです。2025/03/10
わたー
18
★★★★★面白かった。ノーマンの前任者が4人と因縁のある人物たちを引き連れてかつ、4人それぞれへの対策を十分にしたうえで襲い掛かってくるというなんとも燃える展開。それに対し、戦う相手を入れ替えるという簡単でクレバーな戦法を、自分たちのノーマンに対する愛を否定したくないがために蹴っ飛ばして真っ向からぶつかろうとするのには、彼女たちの狂気と偏愛を感じて非常に良かった。次回の刊行予定は決まっていないようだが、ここまできたら是非ともエレメンツ4人それぞれが表紙になることを達成してほしいなと。2025/04/01
真白優樹
13
幾人かのアンロウを連れ首都から脱走した「双子」を追い、会員制カジノに潜入する今巻。―――復讐の輪が追いすがる中、バケモノ同士がぶつかり合う。 シズク達ノーマン配下のアンロウが、それぞれに因縁のある復讐者と激突する中、ノーマンは己の似姿と激突する巻であり、彼の歪さと空白さ、その力の意味に迫る、大きな山場の中で一つの過去が紐解かれる巻である。例え歪で空っぽでも、満たしてくれるものを見つけたから。見つけた愛に、愛を嘯くノーマンはこれからも彼女達と生きていくのだろう。その始まりは見てみたい次第である。2025/03/08
FFLJAPANter
10
傑作、大傑作。バトルものラノベに欲しい事柄全てがある。1巻の時点である程度タイトル回収はしていた訳だが、ここに来て大規模に回収してきた。数あるタイトル回収の中でも随一。魅力のある主人公って本当に大事。これですよこれ、これが読みたかったんですよ本当に。著名な00年代バトルものラノベに触れたことのある全ての方におすすめ、あなたが求めていたものが間違いなくあります。続いてくれよ、頼むで!!2025/03/16
椎名
10
待望のノーマン巻。これまではあくまで四人のヒロインをフォーカスする内容だったのに対して今回はいよいよと言うべきかようやくと言うべきか、その四人のヒロインの中心にいる主人公が掘り下げられた。だからこそ今巻はどこまでいっても愛の物語である。どれだけ狂っていても最後は呆気なく身を滅ぼすとしても、どうなっても自分の選択の責任であり、その上で今掴みたいものを掴んでいるというノーマンの開き直りは魅力的だ。しかし積み上げの厚みの足りなさは少々あり、カタルシスが薄い部分は否めない。続刊出て欲しい、頼むっ……。2025/03/14
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