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出版社内容情報
「いるんでしょう、ワタリ。出てきてくれないの?」
環境汚染で住めなくなった地球に代わる安住の地を探し、ある星に降りたワタリとリドリー。良好な環境に反して、人々は暗い顔をしている。宇宙から来た異星人が「女王」として暴虐の限りを尽くしているというのだ。現れた女王は、地球の実験施設でワタリと友達だったと言い出して――。
地球人との再会、宇宙で会った星人との再会、そして新たな星や人々とも出会いながら、ワタリとリドリーはまだふたりぼっち。少女たちの星間旅行は、今日も平和に続いている。
内容説明
「いるんでしょう、ワタリ。出てきてくれないの?」環境汚染で住めなくなった地球に代わる安住の地を探し、ある星に降りたワタリとリドリー。良好な環境に反して、人々は暗い顔をしている。宇宙から来た異星人が「女王」として暴虐の限りを尽くしているというのだ。現れた女王は、地球の実験施設でワタリと友達だったと言い出して―。地球人との再会、宇宙で会った星人との再会、そして新たな星や人々とも出会いながら、ワタリとリドリーはまだふたりぼっち。少女たちの星間旅行は、今日も平和に続いている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
ワタリとリドリーは今日もふたりぼっち。地球に代わる安住の地を探す少女たちが、今回も星間旅行の行く先々で様々な人々と出会う第3弾。地球人の人形を作った理由、暴虐の限りを尽くす女王の思わぬ正体と、そんな彼女でも救いたいワタリ。作家を目指したワタリの思わぬ結末、宇宙を漂う円盤に記録されていたもの、宇宙人から攻撃された宇宙船、神が眠るピラミッド、生まれる子どもの真相、悪口が禁じられた星、絶対に見つからない星を探す少女型ロボット。高校時代に出会ったワタリとリドリーの成長を感じる一方で、最後のオチには驚かされました。2025/03/10
真白優樹
14
星々を引き続きめぐる中、ワタリのかつての友達、ルナがとある星の女王として姿を現す今巻。―――救い、求めて流離う先に、待つは再会新たな出会い。 初めての中編、ルナを助ける為に奔走したり、ワタリの書いた小説が褒められたり。かつて廻った星を再訪したり新たな出会いも経たりしながら宇宙を流離う巻であり、二人の少しずつの成長も描かれる巻である。探しているのは、あるかも分からぬいわば虚の星。それでも探す、と決意しまだまだ旅は続く。果たしてこの先、どんな星が二人を待っているのだろうか。 次巻も須らく期待であるべし。2025/03/10
なみ
12
ワタリとリドリーが安住の地を探して宇宙を旅する連作短編集。 全体的に恐ろしい星が多かった印象です。 そんな中『涙の星』がとても素敵で、ワタリの綺麗な心に浄化されました。 『没の星』もやりたい放題で好きです。 あと『皮の星』が面白かったです。ずっと読んでたい……。 『真の星』では最後の1ページまでドキドキでした。リドリーに共感しかないです。2025/04/03
椎名
9
ただの人間には興味ありませんのパロディの落とし方はこれしかないよなと笑顔になってしまった。ラストは流石にそういうオチだと思いつつ不穏でドキリとさせられてしまった、ワタリの小説が上手くなっている……。2025/03/13
愛書家
8
百合展開は引っ込み、どこか恐怖を感じる話だったりと今回も盛りだくさん。 やはりこのシリーズしっかりと読ませる作品なんですよ。 実質バディものなんだけれど、今回は新しいキャラが登場と飽きない展開になっている。 SFは読まない方だけれど、このシリーズはずっと追いかけていきたいのです。2025/03/22
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