- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 電撃文庫
出版社内容情報
親の金と権力で悪逆非道な高校生活を送っていた俺・九蒸飛一。だが「本物の息子」が現れたことで実家から追放される。そしてバイト生活をしていたある日、見知らぬ女性をかばい事故死した。はずだった――
目を覚ますと俺は、西暦2014年、高校生活の初日にタイムリープしていた。登校すると、教師に絡まれる同級生・叶宇灰璃を見つける。家庭環境にも友人にも恵まれず、なのに一周目の人生では最後まで俺に味方してくれて――俺が拒絶してしまった女の子。そうだ、なら俺が二周目の青春ですべきことは一つ。灰璃、お前を必ず幸せする。そのためなら。
「次に、俺の名を気やすく呼んでみろ。退学にしてやる」
いま再びの悪役ムーブで今度は君を守り抜く、痛快学園無双譚、開幕!
【目次】
内容説明
親の金と権力で悪逆非道な高校生活を送っていた俺・九蒸飛一。だが「本物の息子」が現れたことで実家から追放される。そしてバイト生活をしていたある日、見知らぬ女性をかばい事故死した。はずだった―目を覚ますと俺は、西暦2014年、高校生活の初日にタイムリープしていた。登校すると、教師に絡まれる同級生・叶宇灰璃を見つける。家庭環境にも友人にも恵まれず、なのに一周目の人生では最後まで俺に味方してくれて―俺が拒絶してしまった女の子。そうだ、俺が二周目の青春ですべきことは一つ。灰璃、お前を必ず幸せにする。そのためなら。「次に、俺の名を気やすく呼んでみろ。退学にしてやる」いま再びの悪役ムーブで今度は君を守り抜く、痛快学園無双譚、開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
「本物の息子」が現れたことで、親の金と権力で悪逆非道な高校生活を送る日々から追放された九蒸飛一が、高校生活の初日にタイムリープするやり直し青春小説。どん底の生活の中でただひとつ後悔していた、最後まで味方でいてくれたのに拒絶して死なせてしまったメイドの灰璃の存在。家庭環境にも友人にも恵まれない彼女を救うために、二周目を生きることを決意する飛一。たびたび窮地に陥る彼女を悪役ムーブで救い、灰璃もまたそんな彼の不器用な優しさにちゃんと気づいていて、一周目とはいろいろと違う部分も出てきたこれからの展開が楽しみです。2025/08/11
真白優樹
11
名家の次男として悪逆非道を尽くすも本物の息子の出現により追放され、高校の入学式の日にタイムリープした少年が、優しくしてくれた少女を守る為悪となる物語。―――持つ者ならば使い倒せ、悪として持ちうるその全て。 傲慢な悪として振る舞いつつ、同時に不器用な優しさを見せていく事で少女を救い、仲間が出来るなど一周目とは違う成果を生んでいく物語であり、一本筋の通った悪としての活躍がある物語である。悪としての道の供を得、挑むは悪としてすべてを掌握する事。遺された時間は約一年、果たして少年は為せるのか。 次巻も楽しみである2025/08/15
尚侍
7
ものすごく面白かった。悪役令嬢物と比べると作品数が少ないとは言え、悪役令息物でここまで面白い作品に出会ったことがないので、あっという間に読んでしまいました。主人公がきちんと悪役令息として行動しているのが良く、その中での葛藤もうまく描き出せているので、物語に緩急があるのが実にいいですね。王道的な展開が続く中で最後のオチは読み切れなかったので、これまたいい意味でのサプライズでした。話の展開的に3巻で終わりそうではあるものの、そこまではきちんと描き出してもらいたいですね。これは本当に面白い。続きが楽しみです。2025/09/03
史
5
昨今流行りの悪役系。古くからある逆行系。それと学園ファンタジー。現代系。しれっと株をやっているのが好感触。やり直しの影響なんぞミクロであり、ギャンブルで一儲けくらいは主人公が直接手出ししなければ余裕でしょう(直接手出しできる身分だけどね)。現実離れしている学園だからこそ、不条理な前世もまた飲み込みやすい。地頭は良さそうですしルックスや身体能力もありそうな中不遇な生活だったのもトラウマがあるからという面から納得できます。女のヒモになってる前世では悲壮感ないですからね。手堅く楽しい作品。悪くない。2025/10/04
むさ
3
好き。 あらすじからそんな気配は感じてたけど好き✕好きで想像以上だったわ。下地はあれど「2人の幸せのために」悪役やってるの大変に良き。 ラストの関係性からの続きもっと見たいので続きもよろしくお願いします!2025/08/26