出版社内容情報
大遠征の初戦を劇的な勝利で飾った連合王国軍は北へ進軍を続け、砲撃都市ノーファンを拠点に防衛体制の構築を急務としていた。
一方、ライノーの正体が露見したことで、英雄視され始めていた懲罰勇者部隊の評判は再び地に落ちてしまう。
タツヤとライノーが逃亡し、指揮官であるベネティムも不在の状況下で敵の殲滅作戦を命じられたザイロたちの前に、異形《フェアリー》と戦う謎の部隊が現れる。
彼らはフォルバーツ軍と名乗り、ザイロこそがノーファンの領主だと告げてきて……!?
「聖騎士団長であった頃のお話を伺ってもよろしいでしょうか?」
――それは泡沫の夢。かつての栄光。第五聖騎士団の仲間たちとセネルヴァとの日々。
失われたのは果たして、記憶か、誇りか。
内容説明
大遠征の初戦を劇的な勝利で飾った連合王国軍は北へ進軍を続け、砲撃都市ノーファンを拠点に防衛体制の構築を急務としていた。一方、ライノーの正体が露見したことで、英雄視され始めていた懲罰勇者部隊の評判は再び地に落ちてしまう。タツヤとライノーが逃亡し、指揮官であるベネティムも不在の状況下で敵の殲滅作戦を命じられたザイロたちの前に、異形“フェアリー”と戦う謎の部隊が現れる。彼らはフォルバーツ軍と名乗り、ザイロこそがノーファンの領主だと告げてきて…!?「聖騎士団長であった頃のお話を伺ってもよろしいでしょうか?」―それは泡沫の夢。かつての栄光。第五聖騎士団の仲間たちとセネルヴァとの日々。失われたのは果たして、記憶か、誇りか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サケ太
10
やはりベネティムはめちゃくちゃだ。懲罰勇者たちのめちゃくちゃ具合に救われる。閉塞した状況をぶち壊す爽快さ。最高!引きに驚く。新しい登場人物も出てきて、世界観も深まりそうで楽しみ。2025/01/29
コリエル
7
ドッタがザイロと同じような立場に置かれ、自分を慕ってくれる部下に死なれる経験をさせられる。この経験がこの後のストーリーにどう関わってくるのか。ツァーヴの軽口が今回も絶好調。ベネティムのペテンも絶好調。今回は実際役に立ったが。ほか、小出しに見えてくるこの世界と現代日本の繋がりやテオリッタの特殊性など気になる伏線がチラホラ。終盤の予想外の展開もどう転ぶのかわからず続きが楽しみ。2025/01/18
つっきー
4
ザイロとドッタは今回苦労したね。終盤の仲間がどんどん集まってくるところがやっぱり好きだな〜!ジェイスがいなくて寂しかったけど。ノルガユがまたいい味出してました。2025/03/01
nas
3
ツァーブの親の頭の中から綺麗なお花畑ッスよ。見せてやりてぇなぁ、オレの美しい心の中を。でダメだった。絶対精神感応系の敵が死ぬやつだろ2025/01/19
Y
1
前巻はかなり話が進んだけど、今回はそんな…だったな。まあライノーの件があったからしょうがない部分はあるか。そこの話が意外にもさくっと終わった感じがするが。ちょっと冗長じゃない?とは思ったけど、最後の引きから今後どうなっていくのかは気になった2025/02/22