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出版社内容情報
目が離せない。姿を探さずにはいられない――。
地味な娘だ――軍神の側近シキのホタルへの第一印象はそんなものだった。何かを洗い流すかのように静かに涙を零すその姿を目にするまでは。
軍神の妃の侍女ホタルにとって、飄々として何を考えているか掴めないシキが一番苦手だった。「遠耳」と呼ばれる特異な聴覚の持ち主であることを知られるまでは――。
恋に落ちることなどあるはずもなかった騎士シキと侍女ホタル。そんな二人がどうしようもなく惹かれていく様を、甘くもどかしく描く『軍神の花嫁』もうひとつのロマンス。
内容説明
地味な娘だ―軍神の側近シキのホタルへの第一印象はそんなものだった。何かを洗い流すかのように静かに涙を零すその姿を目にするまでは。軍神の妃の侍女ホタルにとって、飄々として何を考えているか掴めないシキが一番苦手だった。「遠耳」と呼ばれる特異な聴覚の持ち主であることを知られるまでは―。恋に落ちることなどあるはずもなかった騎士シキと侍女ホタル。そんな二人がどうしようもなく惹かれていく様を、甘くもどかしく描く『軍神の花嫁』もうひとつのロマンス。
著者等紹介
水芙蓉[スイフヨウ]
2009年よりWeb小説投稿サイトで投稿を開始。第一作『軍神の花嫁』で注目を浴び、13年の時を経て満を持してデビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よっち
22
恋に落ちることなどあるはずもなかったカイの騎士シキとサクラの侍女ホタル。そんな二人がどうしようもなく惹かれていく様を、甘くもどかしく描く『軍神の花嫁』外伝。シキにとって地味な娘でしかなかったホタルへの第一印象。ホタルにとって、飄々として何を考えているか掴めない一番苦手な存在だったシキ。お互い苦手だった2人が、静かに涙を零すホタルをシキが目の当たりにしたことをきっかけに、そこから少しずつ変わる展開で、お互いに絶対的な忠誠を誓う相手がいるからこそ、2人の心境の変化と切ない思いになかなか来るものがありましたね。2024/12/09
栗山いなり
10
サクラの侍女ホタルとカイの側近シキとの恋模様を描いたファンタジーロマンススピンオフ。ホタルのサクラに対する想いが印象に残りすぎたせいか男女のファンタジーロマンスのはずなのに何故か百合小説の気を感じる作品だった2024/11/04