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出版社内容情報
「獲りに行くぞ、由美子の夢を」
声優として経験を積んだ由美子は、遂にプリティアのオーディションへ。だが、 競争率は凄まじく高く、強力なライバルは大勢いて――。
「わたしも受けるわ、次回のプリティアを」
「今年は自信あるの。今までで、一番」
運命共同体の千佳、頼れる先輩の乙女。共に演じる仲間になるか、同じ役を争うか……。分からないけれど、今回だけは譲れない!
決意を胸に挑んだ由美子に待ち受ける結末は、意外なもので!?
「あなたの夢を――、我々にください」
シリーズ最大の夢へ挑戦する、青春声優ストーリー・第12弾!
内容説明
「獲りに行くぞ、由美子の夢を」声優として経験を積んだ由美子は、遂にプリティアのオーディションへ。だが、強力なライバルは大勢いて―。「わたしも受けるわ、プリティアを」「今年は自信あるの。今までで、一番」運命共同体の千佳、頼れる先輩の乙女。共に演じる仲間になるか、同じ役を争うか…。わからないけれど、今回だけは譲れない!決意を胸に挑んだ由美子に待ち受ける結末は、意外なもので!?「あなたの夢を―、我々にください」シリーズ最大の夢へ挑戦する、青春声優ストーリー、第12弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
56
夢でもあり、亡き祖母と約束したプリティア役を掴み取る為のオーディションを受ける決意を固めた由美子。しかし、そこは乙女姉さんや千佳の実力者が揃う大激戦区。結果は予想通りだったけど由美子が実力を付け、実績を積み重ねたが故の絶望はヤバかった。そんな由美子を気遣う千佳の優しさとそれに応える先輩たちならではの粋な計らいに応えるように、似た境遇のキャラクターに思いを重ねるような由美子の叫びが胸に響きました…2024/12/15
こも 旧柏バカ一代
52
亡くなった祖母に宣言して、やっと来たプリティアのオーディションを受ける。結果は、、その後に追い討ちのようにオファーが彼女に来る。残酷だねぇ。役は彼女の状況にバッチリハマる、まるで彼女のためのような役だった。その後の演技も乗り移ったように…そんなの見せ(魅せ)られたらスタッフさんだってグラッと来てしまう。その後はどうなるのかは、、彼女はプリティアになれるのだろうか?序盤の卒業旅行やその時に食べた料理の再現とか吹っ飛ぶくらいの残酷なオファー。作品の為とはいえ立場を利用しての酷い仕打ちだと感じてしまった。2024/12/10
よっち
30
大学生になり、声優としても経験を積んだ由美子。タイミングを見計らっていたマネージャー加賀崎の提案で遂に夢だった魔法使いプリティアのオーディションに挑む第12弾。とはいえ人気の配役だけに競争率は凄まじく高く、しかも運命共同体の千佳や、頼れる先輩の乙女とも同じ役柄を争うことになってしまう展開で、決意を胸に挑んだ結末を受け止める展開自体は良かったですけど、そこからの思わぬ提案の意図は確かに分かるけれど、受け止めるにはあまりにも重かったですね…簡単に割り切れるものではないですが、この結末を最後まで見届けたいです。2025/01/09
わたー
29
★★★★★最後には良かったと思わせてくれる展開ではあったが、発売日当日にいの一番に読むほど好きな作品だからこそこれだけは言わせてほしい。作中での話だが、十代の女の子の夢を食いつぶさないと続けることのできないコンテンツならば、いっそのこと滅んでしまえばいい。これまでは実力不足のために参加する権利すら与えられなかった次シリーズのプリティアのオーディション。積み重ねてきた実績と実力で、ようやく夢への挑戦権を得ることのできた由美子だったが、他の女性声優たちもそれは同様で、またもや大きな壁が立ち塞がるという12巻。2024/12/10
和尚
28
いよいよここまで来たかと、三者三様の決意を見せたオープニングからの、締めるところは緊張感あって、くすりと笑える抜きどころは心地良いのが変わらず素敵。 そして後半に向けてギアを上げていく波もまた、凄い。この展開はほんと泣くのですけど。めっちゃ良かったです。 そして、続きが無いんですけど…… 二月公先生くれぐれも健康にお気をつけて、楽しみに待っています。2025/01/05