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出版社内容情報
渡辺風花は園芸部の部長である。クラスでは目立たないものの、笑顔が魅力的な心優しき少女。
「俺、好きだ。渡辺さんのことが!」
「じ、実は私も……」
こうして悩める高校生・大木行人の青春の1ページは無事に彩られる――はずだった。
初恋が成就する寸前、彼女の姿が一変。目の前に現れたのは《エルフ》!?
「もしかして私の……見えちゃった?」
渡辺風花はエルフである……らしい。とある事情で異世界《ナチェ・リヴィラ》から現代日本の東京へ逃げてきた呪われしサン・アルフ族の少女。
「じ、実は私も……ずっと大木くんが、気になってたの。大きな木で行人、ユクト。……なんだかユグドラシルっぽいな、って!」
「告白、仕切り直していいかな!?」
かくして大木は“エルフの渡辺”とのちょっと不思議な現代日本ライフ、そして異世界の命運を巡る大スペクタクルに巻き込まれることになり――。
内容説明
渡辺風花は園芸部の部長である。クラスではあまり目立たないが、笑顔が魅力的な心優しき少女。「俺、好きだ。渡辺さんのことが!」「じ、実は私も…」こうして悩める高校生・大木行人の青春の1ページは無事に彩られる―はずだった。初恋成就の寸前、彼女の姿が一変。目の前に現れたのは“エルフ”!?「もしかして私の…見えちゃった?」かくして大木は“エルフの渡辺”とのちょっと不思議な現代日本ライフ、そして異世界の命運を巡る大スペクタクルに巻き込まれることになり―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
63
これは良かったですね! 平凡な写真部の高校生の行人が告白したクラスメイトの渡辺さんが実はエルフだったというラブコメ×現代ファンタジー。地の文の読みやすさもありますが、会話のテンポが良いからスラスラ読めるんですよね。それでいてファンタジーを上手く落とし込んだ世界観の作り込みや構成の相性は抜群で。個人的には行人の切れ味鋭いツッコミも大好きで、続きが非常に楽しみです。2024/12/20
オセロ
39
設定がうる覚えなところがあったので再読。 こんな話だったなと思うと同時に固有名詞の整理が出来て面白かったですね。続けて次巻も読みます。2025/11/13
芳樹
37
【BW】「彼女」の魅力は俺だけが知ってる、と思っている高校生男子の一人・大木行人と、その「彼女」である同級生の園芸部部長・渡辺風花とのボーイミーツガール学園青春物語。ですが、一つ特殊なことがあるとするなら、渡辺さんが"エルフ"だということ…という現代ファンタジーでもあります。淡々と進むけれど、情緒溢れるキャラクタ同士のやりとりに心温まりました。地の文でヒロインのことを「渡辺風花」「エルフの渡辺」と明確に区別することが、その時々の行人の気持ちを投影しているようで素敵な表現法だなと感じました。続き楽しみです。2024/12/11
こも 旧柏バカ一代
28
作者さんの名前で読んでみる。普通の日本にエルフが紛れ込んでいた。しかも本人はエルフだと認識しているが自身のエルフの姿は知らない。反対に告白した主人公と幼馴染はエルフの姿の彼女しか認識出来ない。なかなか複雑な模様な青春の物語。2025/11/06
よっち
24
園芸部の部長でクラスでは目立たないものの、笑顔が魅力的な心優しき少女・渡辺風花。彼女に告白した同級生の大木行人が、一変した彼女の姿を目の当たりにする青春ファンタジー。行人が知気づいてしまった、風花が異世界から現代日本の東京へ逃げてきたエルフの少女だった事実。彼女も好意を持ってくれていて、ぶっ飛んだ設定も飲み込んで、けれど行人のことを気に食わない彼女の幼馴染・泉美の妨害があって、風花もどこか感性がズレていて、事情に巻き込まれて戸惑いながらも、それでも改めて風花に向き合おうとする行人がなかなか良かったですね。2024/12/10




