出版社内容情報
伊藤亜和――彼女はいったい“何者”なのか。
父の日、X(旧Twitter)上にぽつりと投稿されたnoteの記事「パパと私」が瞬く間に話題となり、著名人の目に留まった彼女。
彼女の淡々とした語り口で紡がれる物事の数々は、我々の世界の解像度を少しだけクリアにしてくれる。
彼女のフィルターを通して見えている世界を体感し、彼女の一端に触れることが出来る、家族、人間、愛にまつわる珠玉のデビュー作!
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私の努力で報われたことなどなにもない。
だからせめて、この1冊目は愛してくれた貴方たちに捧げます。
私を信じてくれてありがとう。
互いの愛おしさに耐えられなかった私たちへ、言いそびれてしまったことが全て届きますように。
(「わたし」より)
内容説明
X(旧Twitter)で910万人が見た「パパと私」著者、待望のデビュー作!創作大賞2023(note主催)“メディアワークス文庫賞”受賞。
目次
パパと私
ご挨拶
わたし
ごめんなさいの代わりに
ブタニク
山男とじょっぱり女、ときどき、あやしい孫
日光とガソリンと女友達
110万円の給湯器を買いそうになりました
箱根とスイッチバックと女友達
「モデルさん」になんかならない
役者になろう
T氏
宇宙の真理
バケモン
一切は過ぎていきます
「いいひと」とは
諸行の味
観測する
著者等紹介
伊藤亜和[イトウアワ]
文筆家。1996年横浜市生まれ。学習院大学文学部フランス語圏文化学科卒業。本書にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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