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出版社内容情報
ある事から無気力な日々を送る高校二年生の樋口悠は久々に登校した教室で転校生の有馬帆花と出会う。
「私とお友達になってくれない?」
どこかクラスで浮いている彼女を不思議に思いつつも、次第に打ち解けていく二人。
そんなある日、姿を消していた幼馴染・水瀬凛が教室に現れた。換わるように消えた帆花。決して交わらない二人と交錯する三人の想いはやがて、一つの事実に導かれ――。
全てが繋がった先に訪れる驚愕の真相とは? 十代の淡い恋と再生を描いた感動作。
内容説明
これは僕と彼女が出会い、別れるまでの物語。ある事から無気力な日々を送る高校二年生の樋口悠は、久々に登校した教室で転校生の有馬帆花と出会う。「私とお友達になってくれない?」どこかクラスで浮いている彼女を不思議に思いつつも、次第に打ち解けていく二人。そんなある日、姿を消していた幼馴染・水瀬凛が教室に現れた。換わるように消えた帆花。決して交わらない二人と交錯する三人の想いはやがて、一つの事実に導かれ―。全てが繋がった先に訪れる驚愕の真相とは?十代の淡い恋と再生を描いた感動作。
著者等紹介
一条岬[イチジョウミサキ]
第26回電撃小説大賞にて“メディアワークス文庫賞”を受賞した『今夜、世界からこの恋が消えても』が、実写映画化もされ大ヒット作となる。大胆な構成と緻密な心理描写が持ち味(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
とある事情から無気力な日々を送る高校二年生の樋口悠。久々に登校した教室で、休んでいる別の生徒のもののはずの空席に座る転校生の有馬帆花と出会う青春小説。どこかクラスで浮いている彼女を不思議に思いつつも、次第に打ち解けていく二人。ある日、姿を消していた樋口の幼馴染・水瀬凛が教室に現れて、それと入れ換わるように消えた帆花。決して交わらない2人と交錯する3人の想いが、やがて1つの事実に繋がる展開にはなかなか来るものがありましたけど、向き合えた彼が最後に得たかけがえのないものがとても印象に残る物語になっていました。2024/06/26
なみ
15
久々に登校した樋口悠の隣の席に座っていたのは、転校生の有馬帆花という少女だった。 イマジナリーフレンドというワードが出てくることによって、色々な展開を考えさせられます。 中盤辺りで、彼らの関係性や状況が明確になるのですが、そこからの畳み掛けが素晴らしかったです。 後半はずっと、心がつかまれるような苦しさを味わいながら読みました。 登場人物たちの感情の強さ、重さをすごく感じました。 結末もすごく好きでした。 どうか本物であってほしい……。2024/07/03
栗山いなり
8
高校二年生の樋口悠の再生を描いた青春恋愛小説。いやー実にこの作者らしい一種のどんでん返しと切ない物語を楽しませてもらったし、俺好みの展開と王道青春劇の展開を両方味わう事ができた2024/07/28
leo18
7
隣の席の女生徒がいなくなり、代わりに現れた女生徒帆花。周囲に見えていないような帆花の存在と隣の席の女生徒の行方は。話の構造としてはシンプルなものだけど、見せ方が巧く感じたな。2024/08/06
きせき
2
突然現れた水瀬凛は実は樋口のイマジナリーフレンドだったことにとても驚きました!!2025/05/06