- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 日本文学
- > メディアワークス文庫
出版社内容情報
大事な人がいなくなったから、仕事を続ける者もいる。大事な人がいなくならないよう、仕事を辞める者もいる。思いは違うが、それぞれが前に進もうとしている。仲間を失った悲しみと向き合いながら――。
内容説明
博多を託された男たちのアフターストーリー。仲間の死を代償に、殺人請負会社マーダー・インクは壊滅、副社長の嗣渋が逮捕され、事件は収束へと向かっていた。大切な人のために復讐屋を辞めることを決めたジロー、恩人が残した味を守るため、屋台を引き継ぐことを決めた斉藤。仲間を失った悲しみと向き合いながら、それぞれが前に進もうとしていた。そして探偵事務所で、仲間の死を悼み悲しみに暮れていた林も、また―。一方、現場に残された映像から、とある疑念を抱いた榎田は、独自に行動を開始する。
著者等紹介
木崎ちあき[キサキチアキ]
福岡出身。11年目。第20回電撃小説大賞“大賞”を受賞し、2014年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるぷー
23
前巻の11回からヒーローインタビュー。ヒーローは榎田、林ちゃん、果たして馬場なのか?「大事な人がいなくなったから仕事を続ける者、大事な人がいなくならないように仕事を辞める者、思いは違うがそれぞれ前に進もうとしている、仲間を失った悲しみと向き合いながら」斎藤は源田の、林は馬場の後を継ぎ、ジローやマルちゃんは裏社会から足を洗い、榎田は政治家の道を歩む。かくしてラーメンズのメンバーの始球式が始まる。探偵事務所の林ちゃん宛に届いた明太子に「生きている」と希望が沸いた。10年のシリーズ完結に寂しさを感じる。2024/07/03
み
18
シリーズ完了。リカルドさんの登場が嬉しかったです^ ^スピンオフの作品が読めたらイイな。2024/08/29
ざるめ
14
GAME SET(^^)林ちゃんにとっては1年半、読者にとっては10年間(゚∀゚)楽しい時間だったから終わるのは寂しいけれど、始球式で終わる素敵な終わり(*^^*)まだ「百合の華には…」を読んでいないから、読まなきゃだわっ! 斉藤くんが真っ当にに働ける場所が見つかって良かった〜(*^^)v2024/06/09
きたさん
12
正真正銘の完結編。前巻から続く一連の物語をしっかり膨らませた上で上手くまとめたな、という感心もあるのですが、それ以上に『百合の華〜』に上手く繋げたな、という感心の方が強いかも。最後まで追えて本当によかった。とても楽しかったです。『百合の華〜』読み返そう。2024/06/05
まいまい
6
大好きなシリーズ、ついに完結。 もうラーメンズのみんなの活躍が読めないと思うとすごくすごく寂しいいいい。2024/06/02