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出版社内容情報
「な、なななな……んで、《羽根狩り》が、ここ……に」
「それはこちらのセリフだ、《白魔》。何らかの任務か?」
かつて敵対する異能力者の組織に属し、反目し合う目的のために抗争を繰り広げていた二人。《羽根狩り》こと犀川狼士と、《白魔》こと柳良律花は……組織解散後になぜかイチャコラ付き合った上に結婚していた!
そんな彼らの馴れ初めは、じつは場末の合コン会場からはじまった。大学生になっても宿敵同士はいがみ合うし喧嘩もするし、しまいにはどっちが強いかの幼稚なマウンティングバトルをはじめてしまう。でも似た者同士な二人は結局息ぴったりで、居心地も妙に良くて、互いの魅力にどんどん気づいていって……
昨日の敵は、今日の合コン相手。そして、将来は……?
その宿敵こそが、やがて運命の人だと気付くまで。
再会して恋して愛に至る、これは彼らの青春と初恋の記憶(ラブコメディ)。
内容説明
「な、なななな…んで、“羽根狩り”が、ここ…に」「それはこちらのセリフだ、“白魔”。何らかの任務か?」敵対する異能力者の組織で宿敵同士だった二人は―なぜかイチャコラ付き合った上に結婚していた!“羽根狩り”こと犀川狼士と“白魔”こと柳良律花。彼ら夫婦の馴れ初めは、まさかの場末の合コン会場だった。大学生になっても宿敵同士はいがみ合うし喧嘩もする。でも似た者同士な二人は結局息ぴったりで、居心地も妙に良くて、互いの魅力にどんどん気づいていって…。再会して恋して愛に至る。これはお互いが運命の人だと気づくまでの、彼らの青春と初恋の記憶。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芳樹
44
組織間対立が終了した後、宿敵同士だった狼士と律花が如何にして恋に落ち、交際するに至ったかを描いた「馴れ初め編」です。ギャグシーンや熱い異能バトルシーンが、この巻で一貫して流れる「ラブコメムード」を徐々に盛り上げる効果的なアクセントになっていて、構成の妙が光る実に楽しい第2巻でした。さて、続編があれば次はどんなエピソードが描かれるのか。楽しみに待つことに致します。2024/05/14
よっち
33
かつて敵対する異能力者の組織に属し、反目し合う目的のために抗争を繰り広げていた《羽根狩り》犀川狼士と《白魔》柳良律花。イチャ甘夫婦の青春と初恋の記憶に迫る第2弾。組織も解散して大学生になった宿敵同士がまさかの合コン相手として前の席に座っている現実。宿敵同士いがみ合い喧嘩もして、どちらがが強いかの幼稚なマウンティングバトルを始めてしまう、でも結局息ぴったりで居心地も良くて似た者同士な二人。共にあり続けるために突きつけられたハードルがどんなに高くても、諦めずにぶつかって乗り越えた2人の想いがとても素敵でした。2024/05/12
オセロ
29
前巻の続きかと思いきや過去編。 2人の出会いから始まり、勝負という名前のデートで仲を深めていく中で恋をして。律花の兄の虎地の登場したことで挫折を味わうも、狼士が持ちかけた勝負で互いの気持ちと向き合う展開は良かったですけど甘い…2024/06/07
わたー
21
★★★★★面白かった。1巻時点で気になっていた二人の馴れ初め。宿敵同士という恋愛から最も離れた関係性から、何故、夫婦という恋愛の極致ともいえる関係性に至ったのか。それがほぼまるまる1冊使って描かれる2巻。大きな隔たりのある過去と現在の空白を埋める話が面白くないわけがないんだよなあ。加えて、ハイテンション寄りのコメディ、ド下品な下ネタ、流れるように披露されるギャンブル知識、電撃へのディスりという、これぞ有象利路というべき要素がふんだんに盛り込まれたうえで、ちゃあんとラブコメしている点が素晴らしい。2024/11/19
椎名
18
二人の馴れ初めが丁寧に描かれ、宿敵としてバチバチだった頃から現在のデレまでが楽しめる美味しい一冊。バカな大学生ノリとラブコメ、そして特殊な世界で生きてきたことのズレのバランスが上手く、最後まで読むとちゃんと何も特別じゃないというところに行き着くのが気持ちいい。構成が上手いなあ 。2024/05/27
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