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出版社内容情報
怪異か、人間の仕業か? 怪事件の真相を「視る」
明治三十九年。結界都市・帝都近郊の川から風変りな死体が上がった。
泳ぎが得意なはずの河童の死因は、溺死?自殺?他殺? 捜査を任された陰陽師の犬上朔也は、事件の核心に近づくことができず途方に暮れる。
そんな時、召喚された識神をその身に降ろした巫女が、見たことも聞いたこともない鑑識技術を披露して……。
頻発する狐火、天狗の立てこもり、酒呑童子の暗殺。現場に残された手掛かりが導く、驚愕の真実。元警察官が描く妖怪×鑑識×怪異ミステリー!
内容説明
明治三十九年。結界都市・帝都近郊の川から風変りな死体が上がった。泳ぎが得意なはずの河童の死因は、溺死?自殺?他殺?捜査を任された陰陽師の犬上朔也は、事件の核心に近づくことができず途方に暮れる。そんな時、召喚された識神をその身に降ろした巫女が、見たことも聞いたこともない鑑識技術を披露して…。頻発する狐火、天狗の立てこもり、酒呑童子の暗殺。現場に残された手掛かりが導く、驚愕の真実。元警察官が描く妖怪×鑑識×怪異ミステリー!
著者等紹介
仁科裕貴[ニシナユウキ]
広島県出身。天秤座のA型。元警察官という異色の経歴を武器に、精緻を極めた文体と温かい人物描写を得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
冬野
9
初読み作者さん。妖怪や陰陽師が存在する平行世界の帝都を舞台に、現代日本から持ち込まれた鑑識技術で謎が解かれるオカルトファンタジー・ミステリ。物語自体は面白かったが今一つ乗り切れなかった。ミステリ/オカルト/転生/鑑識技術と要素が多く、一番の売りがどれか分からなかったからかな。あと視点揺れというか誰目線の描写か曖昧な部分が多くて気になった。キャラの魅力ももう少し欲しい。今のところ帝都の結界設定も活きてないような…。明治時代(if)のオカルト事件を現代の鑑識知識で紐解く、という新鮮さは良かった。星:3.5/52025/01/24
栗山いなり
8
帝都で起こる怪事件の解決に陰陽師と巫女のコンビが挑む物語。異世界転生に科学ミステリーに和風ファンタジーと色んな要素がてんこ盛りな作品で読み終わった後何故か疲れが感じられた。まあでも悪くない作品だったなと思う2024/12/28
ドットジェピー
7
面白かったです2024/12/11
つじ みやび
5
お〜もしろかった!!わっくわくで謎解きを読んでるとどんどんこっちも賢くなっていく感覚があるのが、楽しかったですね!知識欲の塊みたいな作品でした。陰陽師や妖術みたいな和風ファンタジーな要素もりもりで楽しー!!と読んでいると、突然鑑識的な科学的な話が出てきたり。物語が進んでいくうちにわかっていく「識神さま」のこととか!!いろんな驚き盛りだくさん!!2024/11/30
7010R
4
舞台は陰陽師が官職に就き、妖怪などの怪異が存在するパラレルワールドの明治三十九年の日本。その身に識神を宿した巫女が現代警察の刑事のように怪異が絡んだ事件を解決する。書店で気になって立ち読みしたら冒頭で、泳ぎが得意な河童の水死体が出てきてグッと掴まれて衝動買いした。序盤は面白く読めていたのだが、中盤で苦手ななろう系の要素が出てきて萎えてしまった。なろう系の要素があるなら需要と供給のミスマッチを起こさないように、帯やあらすじに書いておいてほしかった。2025/07/12
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