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出版社内容情報
県庁で働く大野木龍臣は、突然の辞令で怪異絡みの案件を扱う「特別対策室」へ部署異動を命じられた。
異動後の初仕事として前任者の捜索を始めるが、手掛かりはゼロ。
解決策を求めて訪れた奇妙な骨董店で出会ったのは、右腕の無い青年・桜千早だった。
初めての怪異に戸惑う大野木と、怪異を視る力を授かった千早がタッグを組み、街に潜む怪異に立ち向かう!
※電子版には、「プロローグ」が収録されています
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
49
原作偏愛(笑)絵も巧いので読んでみた。当たり!怪異対策の部署に移動になった真面目公務員の大野木さんと相棒になる片腕の“見える人”桜千早くん。丁寧に描かれているので、コミカライズ一巻では、後に暗躍する遠野君やあの少女は登場しない。どころか、師匠も木山も登場しない。この辺の扱いは難しいな、主人公たちが登場しない過去エピソードや悪役(?)たち目線の物語もあるので。でも視認できる怖さは(描き手の技量が高いので)マシマシです。比較的優しいエピソードが多めなのも善き。2024/12/14
Koichiro Minematsu
27
面白い よく怪異が表現されている2024/09/21
ぐりとぐら
15
夜行堂奇譚のコミカライズ版。面白かった。特に団地の話。良い結末なのでは・・・。2024/04/09
歩月るな
13
各所で原作をずっと聞いていたというのもあり、なんだかいろいろ学びなおさないといけないんじゃないかという心持になる作風。でも結構、原作者の手癖と言うか、本職がらみなのか、活字で読むとなると不思議なことに目が滑る文章(失礼、こればかりは相性というものがある)こともあって、こうして理想的にビジュアル化されているものを読めるというのもなかなかありがたい。興味がおありなら、聞いてみるのも一興かも。視る事しかできないからこそ、毒を持って毒を制する、語りで殴る。恐怖演出や浮遊感、納得の描写力に脱帽。自殺団地こうなるか。2024/04/06
くろねこ文学
11
県庁の怪奇現象を扱う部署所属の主人公が異形の存在が見える片腕の青年・桜千早と怪奇事件を解決するお話。心霊現象や不思議な事件などが題材だけど、話の背景がよく練られてて面白い。あと雰囲気が超いい感じ!!心霊系は怖いだけでなく、何か悲しく切なくてしみじみしちゃう。不思議系は道具類含め民俗学的香りが漂っていて大好きだな!! 夜行堂の女主人が謎の存在でいい味だしてるし。原作未読だけど漫画改変かなりいい感じだと思う。怖いってだけじゃなくて(いや怖いけど)、お話としても読みごたえあってオススメです。2024/01/27