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出版社内容情報
女神イシュタルを討ち、聖杯戦争は佳境へ。宿敵アルケイデスに立ち向かうヒッポリュテ。ティアを食い止めるエルメロイ教室の生徒たち。バズディロットと警官隊の死闘。その時、アヤカは自らの記憶を思い出し――。
内容説明
七日間限定の聖杯戦争も遂に佳境へ。エルメロイ教室の生徒たちは磨き上げた魔術の連携でティアを食い止めんとし、彼らからの後押しを受けたヒッポリュテは宿敵アルケイデスに全力の宝具を放つ。禍々しい魔力を放つ地下の大聖杯を巡りシグマは地下へと進み、市内ではオーランドと警官隊もまた死地へと向かう。同時刻、アヤカは意識を失い、己の過去を全て思い出し絶望の闇に囚われる。そして、仇敵である女神の最期を看取ったエルキドゥは、クリスタルパレス最上階からあり得ない気配を感じとり―。「まさか…君なのか?」偽りの聖杯戦争を仕掛けた者達ですら、その結末を予測する事はできないまま、全ての終焉に向かおうとしていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yosa
16
疲れた。刊行ペースが遅過ぎて忘れていて執着心も薄くなり、これって何だっけ?と疑問に思ってもまあいいやとスルーして読んでしまったらまあつまんないのなんの。当たり前に読み手である私がいけないわけですが、面白く読めたのはエルメロイ教室の面々の活躍だけで、何故にこれが面白かったかといえばロードエルメロイⅡ世の事件簿/冒険は定期的に続巻を刊行されているのできっちりと記憶に残っているからであり、三田誠先生の偉大さを改めて感じ取ってしまいましたよFAKEから。完結したら1巻から読み直して興奮したいとは思っております。2024/04/07
にぃと
11
相変わらず伏線回収や設定の拾い上げが素晴らしい。FGOなんかの他作品からのネタも多く、そういうのが出るたびにニヤッとしてしまうし、そこ活かしてくるかと唸らされた。相変わらずの満足度でこの巻もすごく面白かった。なんか後書きだと次巻で完結らしいけど、果たして本当に完結できるのだろうか?そしてどれくらいのボリュームになるのだろうか?カラーページの登場人物紹介「?」が18人くらいいるし、最終決戦っぽい雰囲気がいくつもあるんだけれど大丈夫だろうか。とにかく今から楽しみだ。2024/03/16
じお
9
★★★☆☆ イシュタルを討ったものの、未だ各所で続く争い、激化の一途を辿る中、あの英霊が姿を変え再び降臨する、倒してしまっても構わないのだろう?のFateスピンオフ作品第9巻。まずまず、あいも変わらず情報量でぶん殴ってくる系外伝作。ストーリーの演出や、キャラの魅力が全体的に外部作品の知識量頼りなのが、今作にイマイチハマりきれない要因かなと。個人的にスピンオフ系で要求されるのは知っているとニヤリぐらいな塩梅がベストだと思っているんですが、今作は前巻の凛や、今巻のギルとか、→2024/12/18
みやしん
9
『氷室の天地』の解釈をうまい具合に採用。長らく謎だったサジョウアヤカの伏線をぐうの音も出ない回収だった。しかし、それ以外はここ最近ではまだ比較的わかりやすい方ではあっても、やっぱりシッチャカメッチャカだったりする。困ったことにそれでも面白いんだよなあ。2024/04/15
コリエル
9
完結まで(原作者の言を信じるならば)あと2冊というところだが、無理では? というぐらい状況は未だカオス。冥界キャンプ場でどっかの金儲けが得意そうな社長と語らっていた我様が大変身したりと、場を丸く収めるのにかなりの文章量が要求されることは確実。まあそれはそれとして、エルメロイ教室大運動会みたいな大喧嘩はなかなか面白かった。イヴェットはどこに向かっているんだ。2024/03/09
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