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出版社内容情報
体育館の二階で出会って、美人だなーとは思っていた。同時にやつは、わたしの三倍ぐらい不良だなとも。
本人の柔らかい印象のせいだった気がする。最初に名前を聞いて、浮かんだ名前はひらがなだった。
卓球場から、マンションまで。女子高生からOLまで。サボり仲間から、恋人まで。長いようで短い二人の時間。そのこぼれ話を拾った書き下ろし多数の短編集。
同棲直前、安達母への挨拶の日を綴った中編『そして……』も収録。
内容説明
体育館の二階で出会って、美人だなーとは思っていた。同時にやつは、わたしの三倍ぐらい不良だなとも。本人の柔らかい印象のせいだった気がする。最初に名前を聞いて、浮かんだ名前はひらがなだった。卓球場から、マンションまで。女子高生からOLまで。サボり仲間から、恋人まで。長いようで短い二人の時間。そのこぼれ話を拾った書き下ろし多数の短編集。同棲直前、安達母への挨拶の日を綴った中編『そして…』も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芳樹
40
しまむら視点達の第1章に安達視点の第2章と「安達としまむら」二人の過去といまが入り乱れて、そのときそのときで互いに互いをどう思っていたかが伝わってきて心温まるSS集でした。11巻でも語られていましたが、飄々としたしまむらがとても安達が好きというのが改めてよく分かり、その尊さに身悶えしてしまいましたね。そして島村家視点で綴られる第3章からの、安達・母の娘への思いが綴られる第4章にしんみりするとともに、安達の不器用さは母親に似ているのだな…と思いました。さて、次は『99.9』を読もうかな。2024/11/15
dorimusi
12
Kindle Unlimited. ショートショート集。1章はしまむら、2章は安達、3章は親視点がメイン。安達視点がちょっときもいけど本編の初期にもそんな印象だったなーーと思った。思った以上に親視点がよかった。こういう親もいるだろうなと。安達としまむらの結婚?同棲前後の話しなど楽しめた。2025/01/27
もるーのれ
12
すごい短編集だった。安達→しまむらは言わずもがな、しまむらちゃんからの思いも丁寧に綴られていて、本当に尊い関係になった。おめでとう! 本当可愛いし、同棲中のお話では2人の幸せそうな様子が目に浮かぶ。末永くお幸せに。また、しまむらの家族からの視点では、お父さんやJKになった妹からのお話が新鮮だった。やちーのは擬音が独特すぎる。安達母からの視点では、しまむら母との凸凹な関係性がとても面白い。安達ちゃんの不器用で堅物な所はこの母譲りか。2024/06/22
おこげ
12
美人すぎる彼女にめっちゃ好かれている自負や、彼女の存在が総てである幸福。あだしまはどの年代であろうとも二人のまま🎄🎍✨99.9ではさらっと流されたあだしま初めてを描いた『原点の感触』生々しく二人らしいあのキスが読めて感無量///💕他愛もない会話、激情に駆られる思いに母娘へ連なるSSどれも「安達としまむら」の本質。黄金白銀に青銅とイロトリドリの時は一生通り越して未来永劫続くんだな…仲良く、楽しく♡しょーヤチデート地は三重のあそこだとわかるんだね💞二人きりのときにだけ咲く桜の花を抱く歳月がいとしい🌸2023/11/18
じお
9
★★★☆☆ 安達としまむらの色々なシーンの短編集。まずまず、色々あったがのび太の結婚前夜みたいなエピソードが印象的。二人の関係性や感情を、更に深堀りして描いている、今作にここまで付き合ってきた読者の対するボーナストラックのような。作者の卓越した表現力と筆致で描かれる濃密なあだしま空間。しまむら→安達の矢印が思ったよりデカく本編でもそれやっといてくれと思ったり。安達としまむらの速度についていけない読者なので思えば遠くへ来たもんだとしみじみ。ママンは結構好き、→2025/01/16
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