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出版社内容情報
晴れて恋人同士となった二人。
そして選ばれなかったわたし。
頭をからっぽにしなきゃ耐えられなくて、走っていれば気が紛れると思った。でも何をやっても駄目だ。
わたしはただ、振られただけ――ううん、夢から覚めただけ。いつまでもぎくしゃくとしたままではいかない。泣いてばかりで、立ち直るにはもうちょっと時間がかかりそうだけど。
ああっもうっ、二人とも、本当にムカつくっ! バカっ! ……それでも、やっぱり大切な幼馴染なんだもん。
そんな自分たちの関係に戸惑いつつ、最低最悪だった夏が終わって、文化祭の準備に追われる秋が訪れた。
内容説明
晴れて恋人同士となった二人。そして選ばれなかったわたし。頭をからっぽにしなきゃ耐えられなくて、走っていれば気が紛れると思った。でも何をやっても駄目だ。わたしはただ、振られただけ―ううん、夢から覚めただけ。いつまでもぎくしゃくとしたままではいかない。泣いてばかりで、立ち直るにはもうちょっと時間がかかりそうだけど。ああっもうっ、那織も純も、本当にムカつくっ!バカっ!…それでも、やっぱり大切な幼馴染なんだもん。そんな自分たちの関係に戸惑いつつ、最低最悪だった夏が終わって、文化祭の準備に追われる秋が訪れた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
昔からずっと一緒だった双子と幼馴染の関係の変化。晴れて恋人同士になった2人と、選ばれなかった1人のその後を描く第6弾。付き合い始めたことを意識してかえってアクションを起こせなくなる純。嬉しすぎて周囲にはうざがられるくらいノロケながら、進展しない関係にやきもきする彼女。もう一方はそう簡単に切り替えられなくて、それ以上に2人との関係がぎくしゃくすることがたまらなく怖くなるある意味予想通りの展開でしたけど、こういう状況を変えてくれるのは従姉のお姉さんのような存在なんですよね。周囲の恋愛模様も気になるところです。2024/07/11
椎名
13
選ばれた側と選ばれなかった側の想いが丁寧に綴られる。双子で、同じ人を好きになって、一人だけが選ばれて……というだけでなく、琉実がこれだけ苦しむのも一度は付き合ったという事実があるからだろう。しかしそれらがあったからこそ、一人だけが我慢しているわけではないと那織が気付くことにも繋がっている。そうして三本の軸があるからこそ強いこの関係性が成り立つのだ。いつ完結してもおかしくないが、ここからどう続いていくのだろうか。周囲や将来の話になっていくのかな。2024/07/15
真白優樹
12
純と那織が付き合いだし、割り切れぬ思いを抱えた琉実が立ち直っていく今巻。―――恋人じゃなくても、そこにある。唯一の形は。 付き合って終わりではなく、割り切れぬ思いと測りかねる距離感がもどかしい中で、改めて踏み出していくまでを描いた巻であり、再出発の巻である。純と双子姉妹の関係がある意味円熟を迎える中、友人達の抱える思いも周りで動き出す。果たして、続く季節にどんな関係が咲いていくのだろうか。まだまだこれからも語れる内容はあると思うので、もっと続いてほしい次第である。 期待を込めて次巻も楽しみである。2024/07/14
leo18
9
那織と付き合うことになってのその後。この会話のテンポ感と完成がすごく好きだな。いつまでも読んでいたい。教授や部長の恋模様も気になるところ。2024/07/17
まいなな
7
とりあえず最後のオチには大爆笑しました。こういうノリがこの作品の一つの魅力だよね。相変わらず純と那織に琉実の3人、さらに教授や亀嵩さんたちの会話は癖がすごいとも思うら、ただそれを読みながら「こいつらまたやってんな〜」って、旧知の友を見るみたいな風に読めたな。つまりこいつらはこんな感じだって当たり前と感じながら読めるのは、作品に安定感を感じているってことだと思う。あては、この巻は琉実の失望や喪失感がまるまる一冊使って表現されていて、とてもボリューミーで満足できた。まじで辛いんだよな。その辛さがよく感じられた2024/09/23
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