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出版社内容情報
ジェスと一緒にいたい。離れたくない。
だが、現実逃避し続けることもできない。
王朝と解放軍の亀裂は深まるばかりで、シュラヴィスはノットに決闘を挑んでしまった。
間に立てるのはジェスと俺だけ。なんとしてでも戦いを止めなければ!
奔走するうちに解き明かされていく、これまでの謎と大きな秘密。
真実をかき集めて辿り着いた『解決法』は……あまりに重い決断が必要なものだった。
それでも俺は、ジェスのためなら……。
豚と少女の恋物語に訪れた大きな分岐点。
二人で歩いてきた足跡を辿りながら、俺たちの、最後の旅が始まる。
「豚さん、大好きです」
「ああ……俺も、大好きだ。幸せになれよ、ジェス」
内容説明
ジェスと一緒にいたい。離れたくない。だが、現実逃避し続けることもできない。王朝と解放軍の亀裂は深まるばかりで、シュラヴィスはノットに決闘を挑んでしまった。間に立てるのはジェスと俺だけ。なんとしてでも戦いを止めなければ!奔走するうちに解き明かされていく、これまでの謎と大きな秘密。真実をかき集めて辿り着いた『解決法』は…あまりに重い決断が必要なものだった。それでも俺は、ジェスのためなら…。豚と少女の恋物語に訪れた大きな分岐点。二人で歩いてきた足跡を辿りながら、俺たちの、最後の旅が始まる。「豚さん、大好きです」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
43
新シリーズを前に再読。展開覚えてたし、最初読み終えた余韻大切にしたからあまり読み返せなかったけど(次のn回目に手を出せなかった理由でもある)、やっぱり涙ぐんでしまう・・・(豚さん・・・)。やっぱり予想外にして超納得のラスボス・・・(あの結末も落ち着いて顧みたら展開に納得してしまう)。2024/11/27
オセロ
28
シュラビスとノット率いる解放軍の拗れた関係、豚というイレギュラーがジェスと地球に与える影響、そしてノーパソになるジェス。ヴァティスとルタの関係を絡めながらの怒涛の伏線からの王都までの旅を振り返りは懐かしくも切なくて。これでジェスと豚の旅は終わりですが、どうやらもう一冊あるとのこと。最後の挿絵からどんな内容になるのか楽しみで仕方ありませんね!2023/11/27
なみ
18
溝の深まる王朝と解放軍。 誰も死ななくていい方法を探す豚とジェスは、これまでの旅路を頼りに真実を追う。 仲間との絆、親の愛情、王としての責任。 色々なものがつながって、時代が変わるシーンがとても素敵でした。 そして、豚とジェスの旅にも終わりはやってきて──。 あの見開きを見た瞬間、まだ内容を読んでもいないのに涙があふれてきました。 色々なものがギュッと詰まった6ページ。とにかく最高でした!2023/10/11
bluets8
8
王の乱心と国を割る戦争の危機に直面する世界情勢の中、橋渡し役として各地を駆け回る豚とジェス。しかし本題はその過程で明らかになるジェスの秘密の方だった。一気に濃くなる二人の別れの気配、そして始まるジェスの暴走。ジェスたそ、すっかりヤンデレ少女になってしまって。でも8回目で三度の別れは流石に多い。病んでも仕方がない。しかし愛が重いのは豚も同じだった。4頁びっしりと埋められたジェスをシュラヴィスに託す言葉が、相手の全てが好きだと全力で訴えるラブレターの様。なんだよ、この涙無くしては読めない愛の告白。ズルいわ豚。2023/10/12
とってぃー
7
運命に振り回された豚とジェスの物語は終幕をむかえる。豚のジェスへの気持ちが溢れ出たあの4ページは心にくるものがある…。また、豚と魔法使いが異世界でだったからこそというのもしみじみと実感した。もっと悲愴かと思ったが意外にも穏やかで、2人の旅路や想いを追体験出来たような気持ちです。2人にそりゃ焦点いっちゃうけど、シュラヴィスもとてもよかったよ。さて、物語は一区切りなものの最終巻あるということで楽しみです。最後に、遠坂あさぎ先生のイラストが最高すぎた…。2023/10/09