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出版社内容情報
和菓子がつないだ幸せの甘さをおすそ分け
江戸情緒漂う人情の町――東京、浅草。その賑やかな昔馴染みのご近所さんたちの熱い声援を受けつつ、栗田はある決意を胸に、和菓子職人の大会の優勝を目指して葵とともに大会に挑む。
準決勝に勝ち残った四チームはいずれも強豪ばかりで、そのなかには因縁の相手、上宮もいる。去来するそれぞれの思惑を胸に、闘いの幕は切って落とされた。二人の未来を信じて、栗田と葵は渾身の和菓子を作り上げるが――。
おいしい和菓子でつながれたシリーズ、ついに完結!
内容説明
江戸情緒漂う人情の町―東京、浅草。その賑やかな昔馴染みのご近所さんたちの熱い声援を受けつつ、栗田はある決意を胸に、和菓子職人の大会の優勝を目指して葵とともに試合に挑む。準決勝に勝ち残った四チームはいずれも強豪ばかりで、そのなかには因縁の相手、上宮もいる。去来するそれぞれの思惑を胸に、闘いの幕は切って落とされた。二人の未来を信じて、栗田と葵は渾身の和菓子を作り上げるが―。おいしい和菓子でつながれたシリーズ、ついに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
44
2023年5月メディアワークス文庫刊。書き下ろし。いらっしゃいませシリーズ7作目にして最終巻。通算12作目。表紙が大団円を語っています。聖徳の和菓子は別にして、雪幻糕、二色萬歳楽、の二種の和菓子は、どこかで誰かが再現していても不思議じゃないくらいの書込みようで、機会があれば食べてみたいです。さて、あとがきでにも出てくる1作目の表紙の話で、上宮が着ているブランドは何か?というのが気にかかっていたことを思いだしました。謎のままなんですよね。お気付きの方いらっしゃいましたらご一報頂けますと幸いです。2023/07/31
ぽろん
39
遂に完結。決勝の羊羹食べたいなあ。栗丸堂に立った葵さんも見てみたいので、スピンオフ出ないかな。栗田さん、男前でした〜。2023/09/12
よっしー
38
ついに完結!!最初のシリーズから考えると、長かったですが、読んでよかったです!! 試合の結果はそうであって欲しいと願った通りの展開で、その後の展開も期待通り!! 和菓子大会の裏側に隠された想い、駄目なことではあるのでしょうが、大切な人を思っての気持ちが沢山隠れていて…それを知ると切なくもなりました。でも、結果としては本当に大団円!! 人と人との絆の素敵さに溢れた作品でした。2024/07/26
み
26
さくさくと♪完結しましたぁ、お幸せに^ ^羊羹が食べたくなりました…。2023/06/24
みにみに
24
シリーズ完結。本当に手強いと思われる出場者たちにどうやって勝つのかと思ってたけど、ちゃんと納得。それぞれが材料から配合までを試行錯誤して傑作の一品を生み出す。新しいものだから味は文面から想像するしかないのだけど、実物があれば絶対に取り寄せたい品々。大会を主催する裏で何か画策してた不穏な人だけは彼なりの事情があったのは分かったけれど…割と不憫な事情だったのが個人的には同情を買って許してもらった感じで不満かな。でも表紙から結末はほぼ分かっていたので安心して読めたし、たくさんの美味しい和菓子に夢が広がった。2023/06/08