- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 日本文学
- > メディアワークス文庫
出版社内容情報
余命1年の宣告を受けた高校2年の月島誠は、想いを寄せる美波翼に気持ちを伝えられない日々を送っていた。でも、それでいい。そう思っていたある日、誠は翼から映画制作部に誘われ、事態は思わぬ方向に転がり始める。
活動を重ね互いに惹かれ合う二人だったが、残酷にも命の刻限は確実に迫っていた。そこで誠は、余命のことを知らない翼が悲しまないよう、ある作戦を実行するが――。
映画を通じて心を通わせる少年少女たちを描いた、感涙必至の青春ラブストーリー。
内容説明
余命1年の宣告を受けた高校2年の月島誠は、想いを寄せる美波翼に気持ちを伝えられない日々を送っていた。でも、それでいい。そう思っていたある日、誠は翼から映画制作部に誘われ、事態は思わぬ方向に転がり始める。活動を重ね互いに惹かれ合う二人だったが、残酷にも命の刻限は確実に迫っていた。そこで誠は、余命のことを知らない翼が悲しまないよう、ある作戦を実行するが―。映画を通じて心を通わせる少年少女たちを描いた、感涙必至の青春ラブストーリー。
著者等紹介
一条岬[イチジョウミサキ]
第26回電撃小説大賞にて“メディアワークス文庫賞”を受賞した『今夜、世界からこの恋が消えても』が、実写映画化もされ大ヒット作となる。大胆な構成と緻密な心理描写が持ち味(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
36
余命1年の宣告を受けた高校2年の月島誠。静かに日々を過ごす彼が想いを寄せる翼から映画制作部に誘われ、事態が思わぬ方向に転がり始める青春ラブストーリー。活動を重ねてゆくうちに互いに惹かれ合ってゆく二人。一方で残酷にも確実に迫っているのを実感させる命の刻限。そこで余命のことを知らない翼が悲しまないよう、ある作戦を実行しようとする誠。幸せな日々だと実感してしまうからこそ、彼女を悲しませたくないと懸命に考える誠の想いが切なくて、映画制作部の仲間たちとの絆、そして時を越えて彼女に届く真摯な思いが心に響く物語でした。2023/03/23
なみ
18
余命1年の誠は、想いを寄せていた少女、美波翼に勧誘され入部した映画制作部で、楽しい青春を送る。 しかし誠は、時間が経つにつれ、翼との恋を終わらせなくてはいけないと思い始める。 大切な人の世界を嘘で固めていく、切なくて純粋な恋愛小説。 青春恋愛ものとしてはよくある題材ですし、展開も既視感のあるものなのですが、終盤のもうひと捻りと、ここぞ!というときに的確に胸に刺さる美しい一文が本当に素晴らしいです。 エンドロールまでしっかり泣ける、素敵な作品でした。2023/03/24
ツバサ
12
難病設定を上手く扱っていて、非常に心に来ました。作者のスタンスなんですが、作品の味付けが上手い。バランス感覚が良くないと陳腐になりそうなところがそうならないって言うのはかなり大きいです。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/03/26/2101372023/03/26
たゆ
8
一条さんの最新刊。余命1年の主人公が、病気のことは隠してひっそりと高校生活を送る…。はずだったが、最後にしたいこととして好きな人に想いを伝えたのをきっかけに、一緒に映画をつくることになり日々が変わっていく。一条さんの本は大切な人との一日一日の尊さを訴えかけてくる。2024/04/24
leo18
7
デビュー作同様の感動。難病ものなんて世間に溢れてるけど、アプローチの仕方や構成が巧すぎるなと。演劇という題材、部員たちの優しさも物語に彩りを加えている。2023/04/21
-
- 和書
- 錠剤F