メディアワークス文庫<br> 君が死にたかった日に、僕は君を買うことにした

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メディアワークス文庫
君が死にたかった日に、僕は君を買うことにした

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784049148619
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「買わせてくれない? 君の時間を、月20万円で」
 高校2年の冬。枕元には母の骨があった。長く闘病した母が死んで、一度も頼れたことなどなかった父は蒸発した。
 全てを失った少年・坂田は、突然目の前に現れた西川と名乗る男に、奇妙な取引を持ちかけられる。
 母の葬儀代を稼ぎたい一心で応じた坂田に、実は同い年だという西川が提示した条件は、更に不可解なものだった。
 1.毎日、高校にくること
 2.僕と同じ大学に合格して通うこと
 3.今日から友人として振る舞うこと
 金で結ばれた関係はやがて説明のつかない「本物」へと形を変える。愛に飢えた少年たちが紡ぐ、透明な青春譚。

内容説明

「買わせてよ。君の時間を、月20万円で」高校2年の冬。長く闘病した母が死に、一度も頼れたことなどなかった父は蒸発した。全てを失った少年・坂田は、突然現れた西川と名乗る男に、奇妙な取引を持ちかけられる。母の葬儀代を稼ぎたい一心で応じた坂田に、実は同い年だという西川が提示した条件は、友人として振る舞う、という不可解なものだった。金で結ばれた関係はやがて説明のつかない「本物」へと形を変える。愛に飢えた少年たちが紡ぐ、透明な青春譚。第29回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”日本最大級の新人賞受賞。

著者等紹介

成東志樹[ナリトウシキ]
愛媛県出身。第29回電撃小説大賞に応募した『透過色彩のサイカ』が“選考委員奨励賞”を受賞し、改題した本作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

29
長く闘病した母が亡くなって、一度も頼れたことなどなかった父は蒸発。全てを失った高校生・坂田のもとに、突然現れた西川と名乗る男に奇妙な取引を持ちかけられる透明な青春譚。母の葬儀代を稼ぎたい一心で応じた坂田に、実は同い年だという西川が提示した高校に通い、同じ大学に合格して友人として振る舞うという不可解な条件。疑問に思いながらも、同居して共に大学に通い卒業を迎える間際になって明らかになってゆく西川の事情があって、そこから自覚してゆく坂田の決意があって、積み重ねてきたかけがえのない絆が何とも印象的な物語でしたね。2023/08/30

瑪瑙(サードニックス)

26
母親を亡くし父親は失踪。親戚の助けもなく夜間アルバイトをしながら母のお葬式代と病院代を稼ごうとする日々。高校の教師も親身にはなってくれず、ちょっとイラっとした。そんな坂田に月20万でアルバイトをしないかと声をかけてきた西川。いったいどういうことなのか分からないまま、お金が必要だった為誘いに乗った坂田。そこからの展開は現実とは思えない、不思議なお話でした。ファンタジーのようでした。あまりにも出来すぎなお話ですが、坂田が最後、父親を殴って別離した時は、これで良かったと思えました。2023/12/15

きたさん

23
これは恋愛の物語ではない。BLともブロマンスとも違う。ただ間違いなく言えることは、とても尊く美しい「愛」の姿が書かれている物語だった、ということ。物語の全てが史宏の視点で書かれているのに、タイトルが香月の視点になっていることが、読み終わった今考えると、この物語を更に尊く美しいものにしているように思えてならない。2023/07/24

kitten

20
読メの献本で当たった。成東さんのデビュー作。タイトルにインパクトがある。ひと月20万円で友達になって欲しい、という契約。西川の思惑がまるでわからないまま、話が進んでいく。ひどい家庭で親もいなくなった坂田。本作は、「愛って何?」というピュアなテーマとストレートに向き合う、今どきらしからぬ話だ。なんか、きれいにハマったなあ。他にどんな話が書けるかな?評価、星32023/09/04

冬野

15
金銭的に困窮した高校生の坂田は、同い年の西川と奇妙な契約を結ぶ。歪な関係はやがて唯一無二の結びつきへ変化する。読み終えるとこの文量で過不足なく物語を書ききっていることに驚く。ストーリーとしては特に目新しい部分はないが、彼らの感情や置かれた状況が常識的に一般化されることなく、ごく個人的なものとして描かれていたのが良かった。坂田と豊田兄妹との繋がりが印象的。坂田は他人からの愛を諦めつつも欲していて、西川との日々は常に終わりの予感を漂わせている。そこに純粋な愛があったことを、きっと誰にも否定できない。星:4/52023/08/12

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