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出版社内容情報
梅雨空の東京・日比谷のホテルの宴会場。菓子職人の大会準決勝を前に、出場者が一堂に会し記者会見が催されていた。全国から集まった一癖も二癖もありそうな強豪たちの中で、栗田と葵は決意を新たにする。
一方、栗丸堂には栗田の祖父が作った和菓子を求め、ある人物が訪ねてきた。かつて、一口食べて心を動かされたという祖父のものと同じ味の和菓子を食べたいと言う。
栗田は五十年前の味を再現しようと祖父の友人を訪ねるのだが――。
内容説明
梅雨空の東京・日比谷のホテルの宴会場。菓子職人の大会準決勝を前に、出場者が一堂に会し記者会見が催されていた。全国から集まった一癖も二癖もありそうな強豪たちの中で、栗田と葵は決意を新たにする。一方、栗丸堂には栗田の祖父が作った和菓子を求め、ある人物が訪ねてきた。かつて、一口食べて心を動かされたという祖父のものと同じ味の和菓子を食べたいと言う。栗田は五十年前の味を再現しようと祖父の友人を訪ねるのだが―。
著者等紹介
似鳥航一[ニトリコウイチ]
メディアワークス文庫『お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂』がシリーズ累計40万部を超えるヒット作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nyah
52
「シベリア」栗丸堂に栗田の祖父が50年前に作ったシベリアを食べたいと、一人の紳士がやってきた。栗田はその場で作ってみせるが全く違うと。50年前のお得意さんを回って、手がかりをさがす。「海軍の和菓子」大会一戦目の対戦相手は間宮羊羹で勝負をするなら栗田と葵は‥、柳才華はそこまで悪人ではなかった。「ちんすこう」塩を求めて沖縄日帰り旅行。誘拐事件。「黒い和菓子」弓月が襲撃されて上宮が大会に出ている。栗田と葵はおはぎ、塩羊羹で勝ち進む。栗田は日本一の称号を得て葵との将来を掴む事ができるのか。和菓子に行きたくなる📕2023/06/25
ひさか
44
2022年12月メディアワークス文庫刊。書き下ろし。シリーズ6作目。通算11作目。シベリア、海軍の和菓子、ちんすこう、黒い和菓子、の4つの連作短編。話題があちこちするものの、和菓子全国大会に参加する栗田と葵と強豪達のトーナメントが気迫たっぷりでストレートに面白い。葵の鋭い気づきも相変わらずで楽しい。次回、最終巻が楽しみ。2023/01/21
ぽろん
37
やっと和菓子対決!でも、次巻で終わりとは、少し寂しい。きな粉のおはぎに塩羊羹。和菓子好きにはたまりません。食べたい!2023/04/10
ありす
31
とうとう本戦開始。トーナメント形式で本作は2回戦まで。準決勝、決勝は次巻に。試合の合間合間に、萬歳楽の完成までや、弓野に起こった出来事などが語られる。知らない和菓子が出てきたり、いや、それは和菓子じゃなくない?ってのもあったりで面白かった。人は人、自分は自分ではなく、知り合いというだけでその人のために憤ることができる栗田は純粋にすごいなと思う。聖徳の和菓子とは一体どんなものなんだろう。【2シリーズ6作目】2023/10/23
よっしー
24
ずっと読めずにいた続編、やっと読めました!!久しぶりでどんな展開だったかな…と、思い返しながらでしたが、次第に二人の雰囲気を思い出し、楽しく読了しました。和菓子の大会も遂に本選へ!! 出てくるライバル達も中々に強そうですが、お菓子がまた美味しそうで、食べてみたくなります。にしても、こんな短期間で新しいレシピを考案して物に出来るというのは凄いですね。2024/06/26