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出版社内容情報
度重なるタイムリープ現象の解明に向けて動く和彦と翔香。そして徐々に明らかとなる、タイムリープ現象の輪郭。和彦の友人・関鷹志に協力を仰ぎ対策を練るも、導き出されたひとつの答えは、翔香にとって到底受け入れがたいものだった……。
緻密に組み上げられた時間のパズル。最後のピースが嵌まるとき、運命の秒針が動き出す――。
巻末には、ここでしか読めない作品の舞台裏を描いた新規書き下ろし「『タイム・リープ』の思い出」を収録。
内容説明
度重なるタイムリープ現象の解明に向けて動く和彦と翔香。そして徐々に明らかとなる、タイムリープ現象の輪郭。和彦の友人・関鷹志に協力を仰ぎ対策を練るも、導き出されたひとつの答えは、翔香にとって到底受け入れがたいものだった…。緻密に組み上げられた時間のパズル。最後のピースが嵌まるとき、運命の秒針が動き出す―。巻末には、ここでしか読めない作品の舞台裏を描いた新規書き下ろし「『タイム・リープ』の思い出」を収録。
著者等紹介
高畑京一郎[タカハタキョウイチロウ]
1967年生まれ。静岡県出身。第1回電撃ゲーム小説大賞“金賞”受賞作『クリス・クロス混沌の魔王』(メディアワークス刊)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mariya926
117
この本は久々の掘り出し物でした。読んでいる間に続きが気になってドキドキしました。ちなみに犯人は分かりやすいと読友さんが教えてくれましたが、それよりもタイムトラベルを満喫する内容ですね。ただ階段から落ちるのはどこを打つか本当に危ないので、好きな人には絶対にさせられないです。恋愛的な要素もあったのでとても楽しめました。2024/06/07
モルク
115
女子高生翔香が目覚めると、月曜のはずが火曜日?前日の記憶がない。そしてまた…同級生の秀才若松に相談し、検討を重ねるとそのタイムリープにはある法則が。次第に彼女に起こったことを突き詰めていく。と、同時に近づいていく二人、ウフフ。最後はちょっときゅんきゅんした。それにしても新装版ならではの最後についていたあとがき、これがまたすごくいい!2023/08/13
へくとぱすかる
108
物質移動をともなわないので、パラドックスを回避できるという設定だが、厳密にはできないと思う。さて和彦の洞察によって、翔香のタイムリープの背後にひそんでいた謎が、ようやく姿を現わす。この作品の良いところは、和彦をケン・ソゴルのように卓越すぎる人物にしなかったこと。そこがリアルだし、彼に対して好感も持てる。あとがきがまたいい。再刊にあたって、読者ともども27年のタイムトラベル(リープではなく)をしてきたんだという、著者の思いがあふれている。構想だけに終わったという、翔香と和彦の登場する別の物語も読みたかった。2023/12/26
サンゴ
96
久しぶりに読みましたが大満足です。2022/10/27
たか
60
シンプルなストーリーとライトノベル風の文体で、上下巻あるにも関わらず、サクサク読めて、あっという間に読了。 しかし、そのシンプルなストーリーとは逆に、タイムリープの構成はなかなかなもの。 一見、下巻はミステリに軸足をおいたストーリーになっているが、犯人はあっさり分かってしまい、少々物足りなく感じる。 実はそこはあまり重きを置いていない。 よく練られた構成と張り巡らされた伏線…。タイムリープの円環がきれいに閉じられるのが上手い。さすが、タイムリープものの金字塔と言われるだけのことはある。B+評価2024/03/11