- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 電撃文庫
出版社内容情報
宇野 朴人[ウノ ボクト]
著・文・その他
ミユキ ルリア[ミユキ ルリア]
イラスト
内容説明
長きに亘った決闘リーグの決着。続く新たな学生統括の誕生。喧騒が一段落した校舎の裏側で、オリバーは仇敵との戦いに臨む。ついに紐解かれる神代の秘奥。死闘の中に暴かれる少年の過去。哲人が座す場所は遙か高く、理が導く絶望に彼らはどう抗う。そして、ユーリィは―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
38
長きに亘った決闘リーグの終盤戦。ゴッドフレイとレオンシオの因縁が決着。キンバリーは新たな学生統括を迎える裏で、オリバーは三人目の仇敵デメトリオ攻略へ策を練る第十弾。姿を見せないユーリィの身を案じながら、自分を求めるナナオと向き合ったオリバーが、迷宮四層の原野で挑むデメトリオ。決闘リーグの結末にはオチもしっかりついていて、仲間たちの思っている以上に危うい状況も浮彫りになっていきましたけど、やはりそんな甘い相手ではなかったデメトリオに暴かれる過去が壮絶過ぎて絶句しましたよ…。絆を感じさせる最後は良かったです。2022/09/10
如水
29
決闘リーグの上級生編完結&学生統括選出&&3つ目の復讐戦開始etc…とてんこ盛りな御話しで、オリバーの過去が語られると言う…しかもその話がショッキングで…宇野先生、読者の感情をどんだけ色んな方向に揺さぶんねん!と言う内容でした。オリバーが1巻から全くブレない心情は「自分で選んだその道を、まっすぐ歩くことの誇り」この重さ(過去)、意味を改めて知る事によってナナオとのイチャラブを全て吹き飛ばした本巻でした。有る意味でこのブレはばは凄いよ👏…だからお姉様が表紙だったのね💧後久しく見てなかった魔剣が見れます。2023/01/01
どんぐり@京都の何処かで
23
また一人倒した。オリバーとナナオのイチャコラは良い感じに進行だが危うい二人。当然の結末だがユーリィはそうなるわけだが、彼に関しては後付け感が強くイマイチ感情移入はできない。それはそうと、ティム・リントン、、好きではあるキャラだが、ミリガン先輩が可哀そう過ぎる。まだ母クロエが殺された理由は謎のまま。さて次の標的は。2022/10/15
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
21
決闘リーグの終盤戦を舞台に、主人公オリバーと同志たちの仇敵デメトリオとの最終決戦を描くシリーズ第10弾。物語は、キンバリー学園で新たな学生統括の誕生と、ゴッドフレイとレオンシオの因縁の決着から始まる。オリバーはナナオとの関係やユーリィの行方を心配しながらも、デメトリオへの挑戦を計画。迷宮四層の原野での対峙、神代の秘奥による絶望的な戦いの中で、オリバーの過去が暴かれる。この物語では、オリバーの内面的葛藤と成長が特に印象的であり、デメトリオとの戦いは力だけでなく、戦略と心理戦が絡み合う総力戦が展開される。2024/04/12
げんごろう
19
息つく暇なんて与えないぞと言わんばかりの怒涛の展開の連続に、喜怒哀楽全ての感情を揺さぶられました。 特に後半は壮絶すぎて言葉にならない。 そしてあのラスト……。 ななつまらしさ全開で最高の一冊でした。 余韻に浸りつつもう一周してミリガンに癒して貰います。2022/09/24