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出版社内容情報
自身の想いを自覚した野本さんと 家族との関係に悩む春日さん。隣に新しく越してきた南雲さんや、野本さんの旧知のフォロワー・矢子さんと新たな交流の輪も広がり、想いも悩みも深まる第3巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
133
新たにお隣に越してきた南雲さんと、SNSで知り合った矢子さんが加わり、更に食べるシーンが楽しそうでした。春日さんの実家話や南雲さんの家族エピソード、これから更に深堀して行く気配あり。食べられない南雲さん等結構現代社会の外から見えづらい問題もちゃんとテーマに入っているなと思いました。餅の食べ方のバリエーションやお雑煮の味付けがエリアで違うこと等驚きでした。2022/12/01
ゆいまある
114
過剰摂取すると心臓に悪いのでゆっくり丁寧に読んだ。お雑煮を食べる春日さん、野本さんを好きだと自覚する春日さん、野本さんの食べかすを取ってあげる春日さんに萌え(春日さん好きだな私)。登場人物が増えるが、お陰で世界観が広がった。食べることに興味が持てない南雲さんはかなりの知覚過敏で、この人の感じ方を内側から知れたのは興味深かった。作者が繊細な人らしく、優しい世界が広がっているのがよい。矢子さんというタフな女性に親近感を覚える。この幸福な空気をずっと吸っていたい。あと仙台のお雑煮が美味しそう過ぎる。2023/03/05
venturingbeyond
79
3巻もさらによい。どのエピソードも、それぞれが多様性に開かれていく様が、じんわりと沁みてくる。矢子さん、南雲さん、新たな登場人物も、キャラクターは違うものの、他者に対する寛容な姿勢は共通しており、彼女たちが繋がるコミュニティの居心地のよさが、読者にもしっかり伝わる。対照的に描かれる古い価値観に囚われたそれぞれの家族の暴力性が、何とも悲しい。さて、こうした人は、変われるのだろうか?変わってもらわないと、ダイバーシティなど空語のままである。2022/12/04
ネギっ子gen
77
【絶賛推し!】野本旧知のフォロワー・YAKO(矢子)や隣に新しく越してきた南雲が新規加入。新たな交流の輪も広がった第3巻。YAKOはビアン&アセク当事者で、食べるのは好きだが料理は作りたくない人。で、南雲。ベランダで洗濯用ハンガーを手に「お隣さん、楽しそうだな~、あとなんか、いいにおいする」と呟くシーンが良かった。「あとがき」の、<自分の弱さに撃沈し、他の人なら自分よりもっとうまくできるだろうという気持ちで顔を突っ伏す毎日ですが、読んでくださっている皆さまのおかげで頭を上げる勇気をもらえます>に、共感!⇒2023/03/26
ちいこ
62
2人だけでは広がりにくいところを新たな女性2人が入ることで読んでいるこちらも含めて世界を広げてもらっている。2022/11/19
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