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出版社内容情報
「…………冬美?」
連絡先も生死すらも不明だった親友・冬美と予期せぬ再会を果たしたひまり。
しかし、インフルエンサー・茜谷深紅と行動を共にし、様変わりしてしまった冬美にかける言葉は見つからなかった。
「茜谷深紅とは関わるな」
白鷺教授にそう言われたものの、ひまりは冬美の様子が気になっていた。
一方、RootSpeak上で話題になっているあるハッシュタグの広がりと連鎖するように、若者の自殺が増加。教授はそこに危険な思想を読み取り、ひまりとともに調査を始めるが――。
ひまりと真雪、凛や夜鶴をも巻き込み、白鷺ゼミが最大の事件に立ち向かう!!
内容説明
「…冬美?」連絡先も生死すらも不明だった親友・冬美と予期せぬ再会を果たしたひまり。しかし、インフルエンサー・茜谷深紅と行動を共にし、様変わりしてしまった冬美にかける言葉は見つからなかった。「茜谷深紅とは関わるな」白鷺教授にそう言われたものの、ひまりは冬美の様子が気になっていた。一方、RootSpeak上で話題になっているあるハッシュタグの広がりと連鎖するように、若者の自殺が増加。教授はそこに危険な思想を読み取り、ひまりとともに調査を始めるが―。ひまりと真雪、凛や夜鶴をも巻き込み、白鷺ゼミが最大の事件に立ち向かう!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
連絡先も生死も不明だった親友・冬美と予期せぬ再会を果たしたひまり。一方、SNS上でのハッシュタグの広がりと連鎖して若者の自殺が増加してゆく第三弾。危険な思想を読み取り、ひまりと調査を開始する白鷺教授。教授から忠告されるものの、茜谷深紅と行動を共にする冬美の様子が気になってしまうひまり。今回はひまりや真雪、凛や夜鶴も巻き込みながら、教授と深紅、そしてひまりと冬美が対決する構図でしたけど、インフルエンサーたちの発信力が対峙する上でひとつのポイントで、その示唆に富んだ内容はSNSを考える上でも興味深かったです。2022/01/10
ひぬ
21
粛清者・茜谷深紅と対峙するシリーズ完結巻。行方不明だった親友の冬美との予期せぬ再会を果たすひまりですが、茜谷と行動を共にする彼女は何やら様子が変わったようで…そしてRootSpeak上で話題になるハッシュタグと増加する若者の自殺がリンクしていることに気付いた白鷺教授。計画を阻止するため、ひまり、そして真雪達も立ち上がります。何かとオールスター的な事件への対処でした。少し小難しいところはあったと思いましたが、エンタメ性もある中、SNSへの理解が深まるシリーズだと感じました。2022/04/05
なみ
15
シリーズ3作目。 謎のハッシュタグと若者の自殺の増加。白鷺教授の予想する最悪の事態とは……。 姿を消したひまりの親友・早蕨冬美も関わってきつつ、茜谷深紅のラスボスっぽさにワクワクしながら、物語は最終局面へ。 春日さんが頼もしすぎました!2022/01/01
ほたる
9
ライトなミステリは「知識」があって「謎解き」があると思っているので、それに分類できるのかなと感じた。このシリーズはSNSにベースを置いて、そこから人間たちの生き方を切り出していくスタイルが終始一貫していて良かった。今回で完結ということでしたが、この作品があって次回どのような話に展開してくるのか楽しみ。白鷺教授みたいな人をメインに据えても、神村まゆや姉崎ひまりみたいな人たちをメインに据えても、どちらでも面白く読めそうだと思う。今後も追いたい。2021/12/12
ヤギ郎
8
シリーズ完結巻。ひまりと教授はインフルエンサーの美人女子大生・茜谷深紅に会いに行く。そこで、ひまりは関係が途絶えてしまった昔の友人である冬美と再開する。ただ、その時の冬美はまるで生きた死人のように様変わりしていた。茜谷深紅が開発に携わったSNSでは不可思議なことが行われていた。あるものを撮影したりある行動をしたりし、それの様子をSNSに公開する。SNSを通じてあたかも世界中のみんなと同じ体験をしているように演出する。イベントを通して少しずつユーザーを洗脳していく。現代的な問題を題材にしたライトノベル。2021/12/19