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出版社内容情報
宮廷画家×専属メイドが挑む絵画ミステリ!
内容説明
専属メイドのエイミーの主は、美貌の宮廷画家レイ。人嫌いだが完全記憶能力を持ち、アカデミーを首席で卒業した彼は、異例の若さで女王陛下に認められた天才だ。レイの初めての展覧会が迫るなか、彼の師の初期作「乙女と四季」が盗まれる。容疑をかけられたレイと、彼を助けたいエイミーは独自調査を開始。二人は消えた「乙女」を追ううちに、ある秘められた恋の話へとたどり着く。―華やかな宮廷を舞台に繰り広げられる絵画の謎、そして恋物語。肖像画『乙女と四季』に秘められた恋と謎を追う絵画ミステリー。魔法のiらんど大賞2020小説大賞ファンタジー・歴史小説特別賞受賞作。
著者等紹介
絵鳩みのり[エバトミノリ]
三重県出身。『花とメイドと宮廷画家―盗まれた乙女の肖像』が「魔法のiらんど大賞2020小説大賞 ファンタジー・歴史小説特別賞」を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
32
美貌の宮廷画家レイの専属メイドとなったエイミー。人嫌いだけれど異例の若さで女王陛下に認められた彼の初めての展覧会が迫る中、師の初期作を盗んだ容疑をかけられてしまう物語。師を尊敬するレイと彼を助けたいエイミーが独自に調査してゆく中で明らかになってゆく、消えた絵を巡る背景とある秘められた恋のエピソード。主のことが心配過ぎていてもたってもいられなかったエイミーの行動力には苦笑いでしたけど、それぞれの切ない恋を絡めながら、最後まで諦めることなく奔走した展覧会と飾られた一枚の絵とその結末がとても印象的な物語でした。2021/12/22
よっしー
29
表紙絵にひかれて、手に取りました。宮廷画家とその専属メイドが絵画の盗難事件を追いかけるお話が軸なのですが、殺伐とした雰囲気もなく、この頃の時代背景がきちんと描写されていて、世界観に浸りやすかったです。2人の程よい距離感がまた素敵で…今後この距離が縮まるのか、一定を保つのか、気になってしまいます。でも、続編は無いんですよね…。残念。2024/08/10
がんも
21
この作家さんのデビュー作?読みやすかったし面白かったです、 ミステリーとしても、画家とメイドのお仕事小説としても面白かった、主人公のエイミーのメイドの仕事に真摯に向き合う姿勢も好感度高し、他のキャラクターもよく練り込まれてるし、作家さんの後書きにも主人公2人とは長い付き合いと書いてあったから、続きあるかなぁ〜続きあるようなら読みます(^^)2022/03/17
ぐっち
19
宮廷画家とメイドのバディがいい感じ。フローレンス様はエイミーが思う以上にエイミーのこと大切にしてる…。庭師のウィリーが軽くて好きです。続きがあるなら読みたいなあ。2022/07/02
粋
8
メイドと画家、絵画ミステリーに特殊能力と設定はかなり好みだったので読んでみたが、私が期待したものとはちょっと違ったかな。恋愛もミステリーも特殊能力も書いて欲しいところがない感じ。それにメイドが主人のことを勝手にペラペラと喋っていいのか!?信用無くすのではと思ってしまった(苦笑)2023/03/09
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