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出版社内容情報
俺の娘は魔法少女だそうだ。
未来からやってきた魔法少女・ホノカは、犬猿の仲のスポーツ少女・久遠咲希と俺の子供らしい。マジか、俺とアイツが恋仲になるのか……。
混乱しているうちに、クラスメイトとも恋愛フラグが立って、別の世界線からも娘がやってきてしまう。
「アンタ、手当たり次第にフラグを立てるんじゃないわよ! 私のママと付き合うの!」
「いえいえ、私のママとです。家事も完璧。将来のことを考えましょう」
こいつら、勝手に俺と自分のママをくっつけようとしてくるんだが!? そして俺の部屋で喧嘩しないでくれよ、魔法で壊れるから!
最後の1頁まで予測不能! 未来を賭けた恋の“ダービー”の行方は……?
内容説明
俺の娘は魔法少女だそうだ。未来からやってきた魔法少女・ホノカは、犬猿の仲のスポーツ少女・久遠咲希と俺の子供らしい。マジか、俺とアイツが恋仲になるのか…。混乱しているうちに、クラスメイトとも恋愛フラグが立って、別の世界線からも娘がやってきてしまう。「アンタ、手当たり次第にフラグを立てるんじゃないわよ!私のママと付き合うの!」「いえいえ、私のママとです。実家もお金持ち。逆玉ですよ」こいちら、勝手に俺と自分のママをくっつけようとしてくるんだが!?そして俺の部屋で喧嘩しないでくれよ、魔法で壊れるから!最後の1頁まで予測不能!未来を賭けた恋の“ダービー”の行方は…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星野流人
45
自分が生まれる未来を確定させるために、ふたつの平行世界の未来からやってきた魔法少女が自分の母親となる女の子と父親をくっつけようとするお話です。クールな花翠と元気な咲希という、正反対なヒロインがどちらも可愛くて良かったです。未来のふたりの娘に振り回される椎名の物語として楽しく読ませてもらったのですが、そこは土橋さん作品。変化球ラブコメの枠にも収まらない超展開が待っていました。あちこちに巧妙に罠が仕掛けられており、読みながらやや混乱してしまうところもありますが、想像を超える展開が最後には待ち受けていました。2022/01/13
しぇん
26
久しぶりに読む土橋先生。やっぱりデスゲームみたいになっているじゃないか。と、思いましたが面白かったです。ただ、終わった時思ったのは続刊あるのか、と。ここでもある意味綺麗にまとまっていると思いましたが、次どんなドンデン返しなど仕込んでくるのか楽しみにしたいと思います。2021/12/16
げんごろう
18
魔法少女達による予測不可能なヒロイン“代理”戦争開幕。 ヒロイン達とのドタバタラブコメ作品を想定して読みはじめましたが、良い意味で裏切られました。 詳細は伏せますが、ブラッドスポーツとも呼ばれる競馬を取り上げたのは上手いなと。 物語はまだ始まったばかり。 次巻も楽しみです。2021/12/24
rotti619
18
タイトルが魔法少女”レース”ではなく”ダービー”なのも、作中の語り手が椎名と名字呼びして一言も彼を主人公と呼ばないのも、彼目線の作中の描写がどこか他人行儀なのも、序盤に登場人物を一気に出して初見でわかり辛くさせておくのも、全ては衝撃のラストのため。本書のキャッチコピーは”最後の1頁まで予測不能! ”だが、その1ページに載せた最後の一言に全てを賭けていた。表紙・口絵から本文のあちこちに至るまで伏線が張りめぐらされており、最初読み辛さすら感じるが2回読むとスッキリする。カクヨムで先行公開したのも敢えてか。2021/12/10
ℳℯ
15
★★★★☆ まどマギ監督の方が絶賛されているという帯を見た時から予想はしていたが、やっぱりこうなった。展開はそれとなく予測できていたものの、あっさり脱落者が出たりとどんどんシリアスになっていくので読むのが辛かった…でも面白い。個人的にしっとりとしていながらポエムテイストな地の文が好みで、だからこそ登場人物の心情がぼんやりとしか明示されておらず、そこがこの作品を引き立てているように感じた。一番心にグサッときたのは知人や友人、家族の死に対する彼女らの反応かな…思い出しただけで悲しくなる…。2022/02/12