- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 日本文学
- > メディアワークス文庫
出版社内容情報
東嶺館大学で知る人ぞ知るミステリアスな青年、蓮城京太郎。怪異学を研究している彼のそばには、犬に変化できる陽気な妖怪・梼原遥がいつも寄り添っている。
ある日、人生に悩む折笠亜紀が二人を訪ねてきたことから、波乱の物語が幕を開ける。
聞こえるはずのない声や音に煩わされる女子大生、大学の収蔵庫になぜか現れた稲荷神社の眷属神・白狐……。妖しく不可思議な事件に、京太郎たちが立ち向かう。
怪異を呼び起こすのは、いつだって心に潜む闇――。
内容説明
怪異に悩んでいるなら、相談に来るといい。東嶺館大学で知る人ぞ知るミステリアスな青年、蓮城京太郎。怪異学を研究している彼のそばには、白犬に変化できる明るい妖怪・檮原遙がいつも寄り添っている。ある日、人生に悩む折笠亜紀が二人を訪ねてきたことから、波乱の物語が幕を開ける。聞こえるはずのない声や音に煩わされる女子大生、大学の収蔵庫になぜか現れた稲荷神社の眷属神・白狐…。妖しく不可思議な事件に、京太郎たちが立ち向かう。怪異を呼び起こすのは、いつだって心に潜む闇―。
著者等紹介
杜宮花歩[モリミヤカホ]
第26回電撃小説大賞に応募したことをきっかけに、本作を書き下ろし、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
49
視える人の続きでこの本を5冊目に読んでいたなら、「おお〜」っと思ったかもしれないが、「介錯人 別所龍玄」の命のやり取りを4冊も続けて読んだ後にはちょっと本を選び間違えたかなと。今日1日、私の我儘を思い存分発揮してまた明日からの糧にしょうと思ってます。だって嫌でも73才になったんですもの😢2024/03/06
さいたまのたぬき
23
新しい作家さんの作品。大学の研究室を舞台にいわゆる幽霊などが「見える」女の子と世の中の不思議な現象を色々検証していく中で顕わにしていく研究をする青年が身の回りに起こる事件を解決していく。その中で女の子の心の中が徐々に明らかになっていく。。。大学生が主人公なのでどちらかというと若い人向きだけど子供のころに何かあった人には心に刺さるものがあるかもしれないそんな作品。普段だったら手が出ない本だが縁あって手元に。世界観が面白くうまくはまればシリーズ化もできそうなつくりなので今後が楽しみな作家さんです。2023/03/19
彩灯尋
14
怪異学。視える主人公が様々な怪奇現象の謎に迫る。どうしてその怪異が起こってしまったのか、知識があってとても面白かった。不可解な出来事が起こるとき、結局生きている人間が発端だったりするんだろうな。蓮城京太郎のクールさはとても好み。このまま続きが望めるのであればぜひ蓮城京太郎ににやにやできる要素も増やして欲しい。2024/02/26
栗山いなり
8
怪異学を研究する蓮城京太郎とその付き添いの妖怪・遥と彼らの研究室にとある事情から入るようになった大学生・折笠亜紀が様々な怪事件に挑む物語。ちょっとした社会派要素を盛り込んだ怪異ミステリー小説だった。なんだかんだでそれなりに興味を持って読めたかな?2023/02/19
あずとも
6
聞こえるはずのない声や音に煩わされる女子大生や稲荷神社の眷属神・白狐の話など人間の闇から生まれるという不可思議な現象・怪異に挑むお話。サクッと読了。そして嫌な気持ちになった出来事っていつまでも覚えてる事に気づいた。2023/02/05