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出版社内容情報
色あわせの才で綴る新米女房の平安出世物語、第二巻!
内容説明
誰もが三日で逃げ出すという春日家に出仕した明里は、くせ者の美形三兄弟の女房として働く毎日にも慣れてきた。しかし彼らの両親が、天皇即位の儀式のために播磨から上京するという知らせに緊張感が走る。そして両親と現れたのは明里の幼馴染、夕悟。三兄弟は穏やかでいられない。一方、内裏の志摩のもとに同じ内容で何度も届くかさねの色合わせの相談。段々と不穏さを増す手紙の内容に不信感を覚える二人だったが―。実はそこには宮中の陰謀が隠されていた。
著者等紹介
梅谷百[ウメタニモモ]
魔法のiらんど文庫でデビュー。代表作は魔法のiらんど大賞“最優秀賞”受賞作『キミノ名ヲ。』(魔法のiらんど文庫)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
42
輪廻転生があるのなら平安時代に生を受けていたかもしれないが、一切の記憶というのもが無いので時代考証は私には無理ですが、若いっていつの時代もいいものですねぇ。私もなんらの才能があれば明里のようにモテたかったわ。しかも今で言うお手伝いさんが大臣様のご子息3兄弟に惚れられているんですよ!。まぁ羨むのは後にして・・。今回も重ね色を通して危機を知らす頼りが。3兄弟のご両親がお帰りになるという知らせもありざわつく春日家。しかも随身に明里の幼馴染が。これはまだ続くだろう。恋と結婚とは違うって事をマコ様に諭しているようだ2021/02/27
よっしー
20
少しだけ明里に素直になった三兄弟でした。地方から両親が帰ってきた際に明里の幼馴染みも登場し、それを見てソワソワしている3兄弟は面白かったのですが、仕事を放棄してまで監視とは良い大人のする事では無いですよね…。色々なゴタゴタがありましたが、結果的には丸く収まったので良かったです。春日家と身分の差に悩む明里でしたが、春日当主と父親と接点があるなら問題なし?誰を選ぶのかも含めて、今後の展開が楽しみです。2022/09/28
misalyn
9
国語の便覧に日本の伝統色や襲が載っていましたね。中学生でしたから雅を理解することも興味をそそられることもありませんでしたが…このシリーズなら若い子達にも襲の面白さ難解さが伝わるかな?いや、美男子三兄弟に幼馴染まで登場して、美男美女わさわさのラブコメか?明里ちゃんは奥手というより鈍過ぎて、今流行りの“あざとい”子なんじゃないかと思ってしまうよ😅 一冊一事件、襲を使って解決しているので、まだまだ引っ張れそうですね。読み友さん本2021/04/03
withyuko
8
平安時代のお話なのに、口調は現代語で、読みやすいけど、漫画みたいな感じ、でも、色のこととか、装束のことになると表現が専門的な感じで、謎解きもやってて、面白いです。3兄弟と幼馴染の夕悟まで出てきてヒロイン明里はモテモテ。続き出たら読みたい!2021/10/03
粋
6
今回もかさねの色目楽しめました。そして、山の中を逃げるところ面白かったな。ツッコミたいところもちょこちょこあったけど(苦笑)個人的には夕悟推しですが、結論出ず。読者のお好きにってことなのでしょうか。2023/05/29
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