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内容説明
太陽の光を浴びると灰になってしまう存在、吸血鬼。夜しか活動できない彼らだが、現代では割と問題なく生活していた。そう、なぜなら“夜勤”で働くことができるから―。虎木由良は現代に生きる吸血鬼。バイト先は池袋のコンビニ(夜勤限定)、住まいは日当たり激悪半地下物件(遮光カーテン必須)。人間に戻るため、清く正しい社会生活を営んでいる。なのにある日、酔っ払いから金髪美少女を助けたら、なんと彼女は吸血鬼退治を生業とするシスター、アイリスだった!しかも天敵である彼女が部屋に転がり込んできてしまい―!?虎木の平穏な吸血鬼生活は、一体どうなる!?『はたらく魔王さま!』の和ヶ原聡司が贈るドラキュラ日常ファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
42
清く正しく現代に生きる吸血鬼で夜勤限定のコンビニで働く虎木由良。ある日、酔っ払いに襲われていた吸血鬼退治を生業とするシスター・アイリスを助けてしまうドラキュラ日常ファンタジー。太陽の光を浴びると灰になる吸血鬼・由良のアパートに転がり込んだ男性恐怖症でポンコツの天敵シスター・アイリス。その依頼にもなし崩し的に巻き込まれるうちに意外な繋がりも見えてきて、アイリスと様々な意味で対照的なヒロインの未晴も絡めつつ、宿敵の吸血鬼と対峙する構図は因縁が深そうですね…ここからどう盛り上げてくれるのか期待の新シリーズです。2020/09/10
まるぼろ
37
「はたらく魔王さま!」を完結させたばかりの和ヶ原聡司先生の新シリーズ。吸血鬼である虎木由良は池袋のコンビニで深夜バイトをして生活しているが、ある日の仕事明けに金髪の少女を助けた事から…というお話です。前作に続き今作でも日常生活に溶け込んでいる吸血鬼のお話としてとても面白かったです、こちらは夜の間しか動けないという制約付きですが。それに由良の吸血鬼になった経緯や「弟家族」や未春のサポートに、スペックは高いけれどある事で日常はポンコツなアイリスがとても良いキャラしていたな、と。→2020/09/15
まっさん
31
★★★☆ 「はたらく魔王さま!」シリーズの著者である和ケ原先生の新作。個人的に序盤から終盤まで綺麗に纏まっている印象を受け、最初から最後まで非常に読みやすかった。ラブコメ要素も程よく含まれているものの、今巻ではどちらかというと主人公である由良のルーツや世界観の説明、また今後の物語の大体の道筋などを示してくれるものとなっていた。ただ、強いて言うなら終盤の盛り上がりが少し物足りなく感じた部分と、ヒロインであるシスター・アイシアは極度の男性不信であるにも関わらず主人公とは相手が人間ではない(何かあった場合最→2020/12/04
こも 零細企業営業
25
不本意に吸血鬼になり人間に戻るために、戦後まもなく彼を吸血鬼にした継母になろうとした女性を追う。弟は普通の人間のせいで年老いており。どうやら元警視総監だったようなだ、、そんな彼等の協力の元で自身を吸血鬼にした女性をおってるようで、長命種のせいで結構ゆったりしている。でも前に灰にされてしまった彼は半年も復活するのに時間がかかってしまう。でも弟はドンドン年老いていく。タイムリミットは近い。そんな時に、吸血鬼を退治する組織から男性恐怖症のポンコツ退魔師が日本に赴任して来ており、彼は偶然にも彼女を助けてしまった。2022/02/11
しぇん
24
はたまおの和ヶ原先生の新作。はたまおは途中で読むのやめてしまいましたが、何となく気になったので購入。思っていたよりシリアス寄りの話でした。コメディ要素はヒロインのポンコツさくらいですが、そこも深刻な理由がありそうですしね。サブヒロインの美晴が良いキャラしてたのですが、物語に深くはいっていけますかね2020/09/13