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内容説明
三度の飯より飯を作るのが好きな貧乏大学生・葛木新は、ある日突然、日本有数の名家の跡取り候補になってしまう。新に仕える美貌の執事・進藤御行は、主人よりも主人らしく、そして自分だけでなく主人にまで完璧を求める超完璧主義の『御執事様』だった。いまいち足並みの揃わない凸凹主従は、当主代理として社交界デビューに挑むことになるのだが―。マイ・フェア・レディならぬマイ・フェア・ロード。ど庶民主人は果たして理想の主人となれるのか…!?
著者等紹介
真楠ヨウ[マクスヨウ]
2017年に第5回富士見ラノベ文芸大賞で『子育て陰陽師』が金賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
20
庶民として生活していたら、いきなり執事が迎えに来て良いところの出自だと明かされる。ドラマで見た「メイちゃんの執事」の様な設定(本作は令嬢では無く御曹司でしたが…)だなと思って読み進めました。その反面、執事が自分の主を認められないでいる葛藤と、良き主人としてのあり方に迷う様子は「うちの執事」シリーズと近しい物を感じました。作品としては面白く読めたのですが…何かもう1つインパクトが欲しいかなと言う感じでした。2022/08/07
みどり
14
「うちの執事」シリーズを読んでいたので どうしても「二番煎じ感」は否めないのですが、この手の上流階級ものとか「執事」や「家令」とか「ハウスキーパー」とか、もう垂涎ものなので、つい読んでしまいました。 レーベルがレーベルなので、続くかどうかは怪しいところですが続いてくれることを願います。 2020/09/27
なな
13
どうしても、うちの執事シリーズと比べてしまいますが、これはこれで楽しめました。上流階級のお話は現実とあまりにもかけ離れた世界なので、物語として現実逃避でき、楽しい読書時間でした。シリーズ化希望します。2020/10/11
悠
9
早かったぁ〜❢ 楽しく読めました。2021/11/22
アキナ
9
派手な水漏れで住まいを失ってしまった貧乏学生の新。実は父親が名家の出身だったらしく、いきなり跡取り候補にされてしまう。上流階級には上流階級のマナーがあると美しすぎる執事である新藤に教育されるも、今まで染みついた庶民暮らしのために失敗ばかり。主人公に味方が少なく感じるので、新藤さんもっと優しくしてあげてよ!と思うことも多かったです。持っているものはそれ相応の義務があるというお話は大好き。急に持たされた方は大変そうではありますが、続きが出たらまた読みたい。2020/12/14