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出版社内容情報
シエナを狙うハイルの策略により、犯罪街イレッダは地獄と化した。
そして、数多の銀使いとギャングから命を狙われることになったラルフとリザ。
しかし、幾度の困難を乗り越えてきた二人はもう迷わない。
少女娼婦シエナが囚われている、〈イレッダの深淵〉へ――。
「リザ、さっさとこの茶番劇を終わらせるぞ。反吐が出る」
「珍しく同意見。じゃあ、あいつら殺そうか」
全ては一片の穢れなき理想のために、最後の戦いの幕が開く。
最狂クライムアクション、堂々完結。
内容説明
シエナを狙うハイルの策略により、犯罪街イレッダは地獄と化した。そして、数多の銀使いとギャングから命を狙われることになったラルフとリザ。しかし、幾度の困難を乗り越えてきた二人はもう迷わない。少女娼婦シエナが囚われている“イレッダの深淵”へ―。「リザ、さっさとこの茶番劇を終わらせるぞ。反吐が出る」「珍しく同意見。じゃあ、あいつら殺そうか」全ては一片の穢れなき理想のために、最後の戦いの幕が開く。最狂クライムアクション、堂々完結。
著者等紹介
野宮有[ノミヤユウ]
福岡出身の小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
5
ハイルの策略によりイレッダが地獄と化す中、シエナを取り戻す為にラルフとリザが最後の戦いに挑む最終巻。―――穢れなき理想で掴む一抹の救い、その救いの中に希望を探せ。 魔女の真実、悪魔の真実。全ての謎へと光を当て伏線が回収される中で地獄すらも生温い無法地帯と化した街で暴れ回る今巻。彼女こそが希望、その希望を救う為に全てを投げ打って限界を超えて戦う、血生臭さと鉄臭さ、そして臓腑を焼くような熱さがこれでもかと攻めてくる、正に地獄で最高な最終巻である。何も変わらぬとしても、希望を信じて。 うん、とても面白かった。2020/06/10
椎名
3
完結。友情も愛情もなかったが、共に地獄を歩むことができた相棒との関係性がまた良かった。束の間の幸福を求めた彼ら彼女らのエンディングとしてはこれ以上ないだろう。ラルフとシエナの、言葉にはせずともお互いの気持ちをその瞬間に焼き付けていくような会話にはぐっときた。このラストシーンをみてからの表紙も一段と良い。次回作にも期待したい。2020/06/15
どどんぱー
0
完結巻。初期の頃の新鮮感が弱くなったが、まあハッピーエンドがいいところかな。シエナが教会で・・・しての戦闘が一番クライマックスのような。そのあとは、ラルフの技のネタが変わらずエンディングに向けて物語を繋げてきたようで、最後に向けてもっと盛り上がってほしかった。2021/03/09