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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒瀬
78
やが君の仲谷先生初の短編集。百合以外の作品も3割ほどあり、何だか新鮮な気がします。表題作の「さよならオルタ」が構成・画力共に同人誌レベルを遥かに凌駕していました。不自然に切り取られた双子の片割れの遺影、本当に亡くなったのはつまり…。(のちに電撃大王に掲載) エクレア用に掲載されていた5編の短編も再集録されているのでまとめて見られてありがたい。「こみみけーしょん」「わたしカスタムメイド」「優しくなりたい」が好き。2020/02/26
いりあ
12
「やが君」でお馴染みの仲谷鳰さんが同人や「エクレア」などに発表した短編をまとめた短編集です。全9作品収録です。いずれの作品も短いながらも、一ひねり二ひねりしてあり、タイトル作である「さよならオルタ」から引き込まれます。描き下ろしの「優しくなりたい」はギュッと胸を締め付けられるような感じがしました。「やが君」でも描かれていた変わること/変わらないことが、どの作品の根底にも流れているようで、百合か百合じゃないかは関係なく仲谷鳰先生の作品が好きなんだと確認できました。次はどんな世界に連れていってくれるのかな。2020/04/05
マリオネット・ブックマーク
12
アニメ化もされた人気作品『やがて君になる』の作者の短編漫画を集めた短編集。漫画って基本が長篇連載なのでなかなか読み切りが単著に収録されないし、されたとしても連載作品の単行本の末に併録されるという形が多いなかで、《エクレア》という描き下ろしアンソロジーが存在するという百合漫画界隈特有と言ってもいい状況下によって成立した一冊とも言えよう。ある書店のPOPで“一部、百合ではない作品もあります”という旨のことが書かれていた画像がTwitterに流れていたが、百合を“二人の女性の関係性があるもの”と広く定義すれば→2020/03/30
幸音
9
『やがて君になる』の作者さんの短編集。「さよならオルタ」双子がお互い役として入れ替わりながら生活をする話。うわー!そう来たか!物語としてもタイトルの意味としても素晴らしかった。幼馴染みの彼は辛いだろうな。「なみだ風味エスカルゴ」人の悲しい感情を食べる寄生虫というファンタジー要素あり。短いながらも面白かった。エクレア収録の作品は全て既読。2020/03/07
Leaf★Moon
9
『やがて君になる』が素晴らしかったので購入。いや〜、すごい。既読のもの(エクレア掲載作品)5作、初めて読むものが4作。どれもこれも良かった。百合でも百合じゃなくても仲谷先生の作品が好きだ、と思えた。次の連載も短編集第二弾も期待してます。2020/03/13