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出版社内容情報
『アーサー王物語』の世界とほぼ同一の《異世界・グレートブリテン》に召喚された、『アーサー王物語』が大好きな日本の高校生・来人。まずは選定の儀式で起こる悲劇を回避するため、アーサーとマーリンとともに危険な芽を摘んだはずだった。
しかし、実際には物語通り反逆者たちが蜂起。多くの命が奪われてしまう。
今のままでは悲劇を書き換えることが出来ない。そう感じた来人たち一行は、物語でキーアイテムとなる『聖剣エクスカリバー』と、新たな仲間であるランスロットを求めて旅に出るが……。
内容説明
『アーサー王物語』の世界とほぼ同一の“異世界・グレートブリテン”に召喚された、『アーサー王物語』が大好きな日本の高校生・来人。まずは選定の儀式で起こる悲劇を回避するため、アーサーとマーリンとともに危険な芽を摘んだはずだった。しかし、実際には物語通り反逆者たちが蜂起。多くの命が奪われてしまう。今のままでは悲劇を書き換えることが出来ない。そう感じた来人たち一行は、物語でキーアイテムとなる『聖剣エクスカリバー』と、新たな仲間であるランスロットを求めて旅に出るが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるぼろ
19
さて今巻、ロット王率いる反乱軍との戦争が回避出来ないと悟った来人達は、物語に先んじて泉の乙女からエクスカリバーを借り受ける事にするが…、と言うお話です。今巻もとても面白かったです。ランスロットがヒロイン化しているのは何となく予想出来たのですが、早くもアーサーとバチバチしあっていてラブコメ面でも面白くなりそうで良かったと思いました。そしてそんなランスロットとガリアを味方に出来た先でのロット王との戦闘では…、正に皆で掴んだ望む形での勝利とエクスカリバーの面目躍如と言った感じでこれまた良かったな、と。→2019/11/15
真白優樹
14
危険の芽を摘んだはずが反逆者達が放棄し多くの命が奪われる中、聖剣と湖の騎士を求め旅に出る今巻。―――その聖剣が鍵となるか、それとも毒か。 アーサー王伝説にとってかかせない聖剣、そして物語の鍵となる騎士、ランスロット。その二つを求め探して旅に出る今巻は、旅を通して更に世界の様子が明らかとなる巻であり、物語を書き換えるという命題の困難さが正面から襲ってくる、読み応えのある巻である。見事に事態を解決へ持ち込み大切なものを得て、今度は拠点を探す来人達の次の敵とは、あの城の行方とは。 次巻も須らく期待である。2019/11/11
HANA
6
今回はランスロット登場。アーサーがそうならランスロットはこうかという感じで。物語の結末をどう変えるのかこれからも楽しみにはしたい。2020/02/08
尚侍
5
とっても面白かった。ネタバレになるので詳細は書けないのですが、ランスロットの設定が予想外だったこともあって読んでいて楽しかったです。まあ冷静に考えればそうなるのは当たり前ではあるものの、その可能性が頭から抜けていたのでなるほどこうきたかーという感じでした。前半は空気気味だったアーサーも最後に活躍して帳尻を合わせたので、どこまで行けるかはわかりませんがこのまま続いて欲しいですね。2019/11/21
みやしん
5
アーサー王伝説を語るうえで外す事のできないランスロットとの修羅場。主人公とヒロインでアーサー王を演じ、仮に王妃ギネヴィアの存在も共有するとなると、そこで主人公とギネヴィアを同一視したら性別逆転しての人物配置がピタリとハマる。今後出てくる騎士も女体化し主人公を取り合う泥沼ラノベになるんだろうけど、行く末に待つ騎士団(ハーレム)崩壊まで描かれるならとても楽しみだ。チート頼りでないバトルもちゃんとしていて、主人公もドヤらないからこれからも期待できる。二巻にしてヒロインが弱冠空気化してきたような。2019/11/19