- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 日本文学
- > メディアワークス文庫
出版社内容情報
落語に青春をかける学生たちの、笑いと涙の感動グラフィティー。
内容説明
コミュ障で引きこもり、大学を留年してしまった「わたし」が、ひょんなことで出会った落研部員の西杜亭ビハインド。一度聞いたことはすべて覚えてしまうというわたしの能力を知ったビハインドに、無理矢理落研に入部させられて…。実は西杜大学落語研究会は廃部寸前。そんな落研に所属する、くせの強い先輩たちを通して、落語の面白さと何かに熱中することの楽しさを知るわたし。そしてついに、わたしは全国大会に出ることになり…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
63
コミュ障で点滴のポールを手放せないという「わたし」の成長物語としては感動的だった。ただ、落語については説明不足。読むひとすべてが落語に通じているわけではないわけだから、もうちょっと臨場感や一つひとつの噺に対するフォローがほしかった。2019/08/25
HANA
7
落研話。コミュ障である主人公が落語と出会って成長していく話。内容は結構分かりやすい。やる噺も分かりやすいやつで良かった。有名どころではないけれど。2019/11/30
栗山いなり
5
ある事情で大学を休学していた女子大生が落語と出会って変わっていく青春小説。確かにこれは失敗だらけの人達(というか俺達?)に向けて送られた、『ヒーローズ(株)』シリーズとは違った形での人生応援物語だった2023/08/13
sugar&salt
4
登場人物たちのキャラが濃い!読んでいて、落語をきちんと聞いてみたいなと思わせる話。落研のメンバーがいい人過ぎるし、なぜそんなに点滴ちゃん自身も気づかないことに気づけるのか…。あと、プロレスの話は結局どうなったのか…地味に気になるっ!2019/12/03
わぴねむ
3
ビハインドさんいいやつだなー2021/02/10