出版社内容情報
彼は使用人、私は貴族令嬢。
決して結ばれないはずの恋──。
しかし彼が姿を消して数年後、貴族となって私の元に現れて……。
私はもう人妻……。もう初恋の男に抱かれてはいけない。
そんな私のあらがいをよそに狼のように身体を奪ってきて……。
内容説明
望まぬ政略結婚をさせられた伯爵令嬢の私。婚礼前夜、現れたのはダミアン―初恋の人!かつては使用人だった少年―今は大富豪。「今からあなたを奪う。なにもかも、全部だ」優しかった彼は、悪魔のように変貌し、身分や財産…そして処女さえも毒牙に!!サドな言葉で煽られ、蠢く指先に濡れて。駄目!私は人妻になる身…!だが執着に燃える彼は逃れられない罠を―!?獣になった初恋の人に喰い尽くされる暗黒ロマンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜
6
ソーニャかなと思ったけどジュエル文庫。エッチシーンはいつものすずね先生節。ヒロインがひたすら可愛そう。ヒロイン兄はあと五年は前にぶっ殺されていてもよかった気がする。元凶はみんなヒロイン兄じゃん? 父親も無責任に死んじゃうし。ぶっちゃけヒーローを助けた公爵のほうがまだ同情できたわ。まぁ彼もひどいことしているけど。ヒーローがヒロイン好きすぎて悪人に徹し切れていないところがちょっと可愛かった。ヒロインはひたすら不憫。でも最後は自分で幸せつかみに行った感じ。でも幸せになれるかはわからない。そんなラスト。2019/07/04
もずく
5
表紙&タイトル買い。期待しすぎて表紙詐欺?と思ってしまった。煽りもヒドイからその分騙された感が強いです。ダークに見せかけたありきたりなTL。Hばかりで、憎い恨む恨めと言いますが、すぐに愛してるって書いてあります。手法がチープだと思ってしまった。ヒーローは喋りすぎでは?寡黙ならまだマシだったかも?表紙の雰囲気を期待すると肩透かしかも。合わなくて斜め読み2019/07/04
チェス
3
楽しめた2023/01/15
サラン
1
★3 お話は嵐が丘をモチーフにしてるのかな?導入部分や家族構成とか復讐とか同じだし。でも、こちらはヒロインが途中で死なず最後まで話は続くけれど。だけどこれ気持ち良いハピエンではないな。最後の雨雲や雷が行き先を象徴してるみたいで不安なラスト。でもお互い求めあって離れられないのなら世間には許されなくてもいいか!2人が幸せなら。それにしてもエロシーンの多い事!あと、道具使うとか好きじゃないんだけど。話がよくてもエロ多過ぎて敬遠してしまう作家さん。でも、もしこの本の他にお勧めあったらぜひ教えていただきたいです。2020/04/22