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出版社内容情報
鈴森 丹子[スズモリ アカネ]
著・文・その他
内容説明
バイト先のテーマパークで大失態を演じ、神木尋心の心は折れていた。今までのがんばりが認められ社員登用のチャンス!でもそこに幸せそうな元彼が現れ、大ショックで大失敗。上司の期待も裏切ってしまい、独りやけ酒に沈み、相談できる人もいない。…でも狸ならいた。帰り道で連れ帰った狸が人の言葉を喋ったかと思えば自分は神様だと言い出して…??「おかえり。風呂に入られよ。酒臭いでござる」“なんでも話せる相手がいる”温かさをお届けいたします。ほっと優しい物語四篇を収録。
著者等紹介
鈴森丹子[スズモリアカネ]
第22回電撃小説大賞に応募した短編を加筆改稿した『おかえりの神様』で2016年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
70
『ただいま』がダウンロードできないので、こちら。神木さん、分かれた元カレに仕事場で再会。忘れようとしても忘れられないから忘れようとする。そんな気持ちもマヨネーズでまとめて食べて仕事して、新しい出会いに飛び込もう!山の神様、手作りマヨネーズを修得して最強だな。レイジくんと沙羅さん、結婚したいのに、子供ができたのに、不安ばかり。そんな不安を島の神様がほぐしてくれた。だんだん好きになるシリーズですね。2021/06/06
真理そら
62
シリーズ4作目から読み始めるという失態。でも何の違和感もなく読んでしまった。神と称されるほどの笑顔を持つ神木さんにも笑顔のままではいられないこともある。というか、この元カレはどの相手との初デートもこのテーマパークでやってたんだ、ということはその後の付き合い方も同じだったんだろうなあ。登場する神様がやけにウザかわいい。1作目から読もう。2023/12/22
hirune
61
動物の形をした神様たちが 芋づる式に縁を結んでいくお話しの最新刊。今回初めましての神様は島の神様で姿はクワッカワラビー…画像検索したら、なんと愛くるしい満面笑顔の まんまぬいぐるみな動物。そしてだっこちゃんみたいに腕にしがみついてポテチを食べるのよ、この神様は😅ビーバーだのクワッカワラビーだのの姿をした神様、斬新だなぁ 相変わらず(笑)2020/01/27
佐島楓
53
すれ違いの糸をほどいて結びなおす神様。ほっとするシリーズ、まだまだ続きそう。2019/06/30
つばめ
51
素敵で癒される神様シリーズがまた読めるなんて!!本当、嬉しい!温かい飲み物を飲んだ時のようにほっとする。動物の姿と意外と現代っ子な見た目の人間の姿を行き来する神様は、悩める人間の声を聞き現れる。でも、大きく手を貸すでも、それこそ神がかり的な技で悩みを解決するでもなく、ただただ寄り添って話を聞いてくれる神様たち。「幸せであることに貪欲でいたい」「悩みを解決するのは簡単、悩まないこと」「探してる答えは足元に落ちている」読んでいる側にも温かく寄り添ってくれているようで、今ある悩みを解いていけそうです。2021/02/16