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内容説明
かつてブラック企業に勤めボロボロになったものの、謎の男ヤマモトと出会ったことで本来の自分を取り戻した青山。そして彼の前から姿を消してしまったヤマモト―。すべての働く人が共感して泣いた感動作『ちょっと今から仕事やめてくる』で語られなかった、珠玉の裏エピソードが、いま明かされる。青山とヤマモトの、そして彼らと出会った人たちの新しい物語が、また始まる。仕事に悩み、日々に迷う人たちに勇気を与える人生応援ストーリー!!
著者等紹介
北川恵海[キタガワエミ]
大阪府吹田市出身。1981年生まれ。『ちょっと今から仕事やめてくる』で第21回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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読書素人本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
295
『ちょっと今から仕事やめてくる』の続篇。それに『ちょっと今から買い物いってくる』を添えて。必ず順に読むべし。前作は前作で完結しているので良いのですが、そこで語られなかったサイドストーリーや後日譚など。ホッとする感じの短篇7話。それらの話がA/B面の『無題』と題されたミュージシャンの話を絡めつつ繋がって行くのね。部長の入社した頃のエピソードや会社創業の物語があっても面白かったかも。初めからブラック企業化している訳では無いと思うし。何か切っ掛けとかあったのでしょうね。目を覚ませ!当時を思い出せって‼︎2024/12/28
いつでも母さん
249
前作は息子を思いながら読んだ。本作は五十嵐のことから始まった。そして、五十嵐にも【ヤマモト】が現れた・・人は仕事関係だけで人間関係を築いてる訳ではないのだ。誰もがきっと人生の何処かで【ヤマモト】に会っていると思う。これから出会うのかもしれない。ヤマモトには青山が【ヤマモト】になったんだ。それぞれの話がどこかでちょっと繋がって温かい作品になっていた。五十嵐の中にも息子を感じて「親はね、子供がおいしくごはん食べてくれてりゃそれで、幸せ。」定食屋のおばさんの言葉が私の気持を代弁していてそれだけで泣けた。2019/08/31
菅原孝標女@ナイスありがとうございます
207
前作に引き続き、軽いタッチでヘビーな話を書ききっちゃったなぁこの人は、なんて思いながら読了。前作に劣らない面白さ、短編のうまさで一気に読めました。続編ってどうしても期待以下に感じてしまうことが多いけど、今回も勇気をもらいました。2020/01/20
夢追人009
198
先月に読んだベストセラー感動作の話題の続編を記憶の新しい内にと今月最初の一冊に選んで読みました。前作で悪役を務めた五十嵐先輩は単なる嫌な奴ではなく彼もまた悩める一人の社会人でした。きっと著者が前作での大きな心残りと無念を晴らそうと本書に反映されたのでしょうね。本書を読むと人と人との繋がりを強く意識しますね。人生で出会う良い人・友人を大切にして縁を切ってはいけないとしみじみと実感します。ニカッと笑って人助けするヤマモト優さん、自分自身も幸せにならなくちゃね。最後に皆さん、両親が健在な内に一杯親孝行しようね!2019/08/03
うっちー
197
すみません。前作忘れててイマイチ2019/08/16