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出版社内容情報
キノとエルメスは誰もいない街を走り――そして、国の南側で、一つのドームを見つけた。「よし、行ってみよう」そのドームへ続く道へとエルメスを傾けた。薄暗
いドームの中には、平らな石の床が広がっていた。その上に、無造作に散らばっているのは、多種多様な白い骨。薄暗闇の中で、骨はまるで、ちりばめた宝石の
ように光っていた。「なるほど……」「一つ謎が解けたね」キノは、滅多に点灯させないエルメスのヘッドライトをつけた。ドームの床を、真っ直ぐな灯りが走った。
「いくよ」「あいよ」(「餌の国」)他全11話収録。
内容説明
キノとエルメスは誰もいない街を走り―そして、国の南側で、一つのドームを見つけた。「よし、行ってみよう」そのドームへ続く道へとエルメスを傾けた。薄暗いドームの中には、平らな石の床が広がっていた。その上に、無造作に散らばっているのは、多種多様な白い骨。薄暗闇の中で、骨はまるで、ちりばめた宝石のように光っていた。「なるほど…」「一つ謎が解けたね」キノは、滅多に点灯させないエルメスのヘッドライトをつけた。ドームの床を、真っ直ぐな灯りが走った。「いくよ」「あいよ」(「餌の国」)他全11話収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
57
気がつけばキノの旅も20周年。そんなアニバーサリーイヤーにふさわしいシリーズ最新刊。待っていましたよ時雨沢先生。時に現代を皮肉り、時に心に癒しをくれて、時に心を抉りに来る。これを読みたくて1年楽しみに待っているんだよなぁ。去年は無かったけど今年はあって良かった。中でも「仮面の国」と「議論の国」のエッジの効いた感じは非常に良かった。シズと陸の出会いを描いた「届ける話」、師匠と弟子の「取り替える国」、フォトとソウの「来年の予定」もそれぞれ味があって読み応えがあった。キノの旅ってやっぱり良いね。2019/07/14
雅
53
20周年という事ですがまだまだ色んなことが国があるもんだ。キノだけじゃ無く陸もシズもフォトも、楽しませてくれました。満足2019/08/02
鷺@みんさー
29
フォトの音楽フェスの話、泣いたわ。ええ子やん。良かったねぇ。今回はやっぱわんころ陸がきゅんきゅんでござった。陸様と呼ぶがいい。笑。そしてシズ…20年後のシズ…(笑)師匠はやっぱかっけーですな。あの女の子はこれまでに出てきたキャラの昔の姿かと思いきや、そうではないのかな。今後また出てくる?期待。2021/04/09
@
28
もう20年もたってるんですね。私が小学生の時に読みはじめたのでキノのファンに鳴って15年?かな。そう思うと、変わらずキノの旅を続けてくれている時雨沢さんには感謝ですね。毎年変わらず買い続けられる名作です。子どもにすすめるなら絶対キノの旅をおすすめする。今回はシズのお話が好きだった。これだけ読み続けているのにそういえば出会いは知らなかったな。はじめのキャンキャン吠えている彼がイメージと違いすぎてはじめはわかりませんでした笑 2019/07/26
TANGO
28
久しぶりの新刊。深掘りせずにさらっと読み流すこともできるし、いろいろと考えることも出来るし、相変わらず奥行きのある物語。 もう20年。私はこの20年でどれくらい前に進んだのか、何が出来たのか、と自問自答したり。2019/07/16
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