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内容説明
偽りの魔王アヴォス・ディルヘヴィア、その正体は伝承から生まれた大精霊であり、ミサのもうひとつの側面だった。アノスは大精霊アヴォス誕生の秘密を知るため、“時間遡行”によって二千年前のアハルトヘルンを訪れる。そこで目にしたのは、天父神の卑劣な計略によって、ひとつの家族の愛と絆が無残にも引き裂かれる瞬間だった―。「二千年前の悲劇はもう幕引きだ。これから、すべてを取り返しに行こう」あらゆる理不尽、あらゆる悲劇、我が眼前ではただ滅べ―!!Webでも大反響を得たシリーズ最大のエピソード“大精霊編”感動のクライマックス!!
著者等紹介
秋[シュウ]
WEB上にて同名義で小説を公開し、好評を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
34
ついに出現した偽りの魔王アヴォス・ディルヘヴィアアノスは大精霊アヴォス誕生の秘密を知るため、《時間遡行》によって二千年前のアハルトヘルンを訪れる第五弾。手がかりを得るため過去に向かったアノスたちが知った二千年前の卑劣な計略と、それによって引き裂かれたひとつの家族の愛と絆。何とも複雑な因縁を積み重ねた先に偽りの魔王と対峙するアノスでしたけど、それをものともせずに理不尽も悲劇も、圧倒的な力でみんなまとめてひっくり返して何とかしまう展開は流石ですね(苦笑)しかし最後に残った謎が何を意味するのか今後の展開に期待。2019/05/10
コウ
18
最初から展開されていた偽魔王騒動も今巻で終結。普通に物語自体もこれで終わると思って読んでましたが、まだ続く感じでしたね。時を遡ったり、秩序そのものである神に対して恐怖を抱かせたり、魔王の無双ぶりは流石ですね。2020/02/07
サケ太
15
面白かった。過去への旅。様々な事実が明かされる。どんな敵でさえ余裕の態度で下す、アノスが格好良い。2020/07/23
真白優樹
15
偽りの魔王の誕生の真実を探る為過去へ跳び、二千年前から続く悲劇を叩き潰す為に動き出す今巻。―――理不尽も悲劇も、全て滅ぼし変えてしまえ。 偽りの魔王、そして天の神。理不尽に全てを奪い悲劇を押し付けた者達にアノスが滅びを叩きつけ、全ての悲劇を改変する今巻。 絡み合う因縁と卑劣な計画を笑いながら叩き潰し、我が秩序だとばかりに言語道断する、その熱さとカタルシスが眩しく、積み上げてきた鬱憤を丸ごと焼き払ってくれる、一種の感動がある巻である。我ここにありと示せど遺る謎が導く未来とは。 次巻も早く読みたいものである。2019/05/12
ささきち
12
もうね最高でしたわ今回のメインは何?と言われたらアヴォスとか自称神()のゴミやアノスよりもシンとレノの恋とミサだと断言しちゃうね!ただ一振りの剣だったシンが心を求めてレノはそんな彼に恋をして奇跡が起きる、その奇跡の代償はレノの命それでもレノはシンがずっと求めていた愛の結晶である子を生むこと決める。子を生むことでレノが死ぬ事をこの時シンは知らないけど2000年後に真相を知って泣けばいいと言ってくれる強さよ、死んだことで泣いてくれるならそれは彼がずっと求めていたものが手に入ったのだからだと。 2020/08/01