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出版社内容情報
赤坂の路地裏に、隠れ家のようにひっそりと建つレトロな喫茶店「喫茶黒猫」。
この店で客を迎えてくれるのは、若き店主・美月と、あやかしの黒猫レン。
美月は幼少期のトラウマで人と話すことができないが、そんな彼女を黒猫レンがしっかりフォロー。美月の肩にチョコンと乗って代わりに話すことで、見事にお客とコミュニケーションしてしまう。
あやかしが人間を想うが故に起きてしまう切ないトラブルを、美月とレンが解決していく、心癒される物語。
内容説明
赤坂の路地裏に、隠れ家のようにひっそりと建つレトロな喫茶店「喫茶黒猫」。この店で客を迎えてくれるのは、若き店主・美月と、あやかしの黒猫レン。美月は幼少期のトラウマで人と話すことができないが、そんな彼女を黒猫レンがしっかりフォロー。美月の肩にチョコンと乗って代わりに話すことで、見事にお客とコミュニケーションしてしまう―。あやかしが人間を想うが故に起きてしまう切ないトラブルを、美月とレンが解決していく、心癒される物語。
著者等紹介
浅月そら[アサツキソラ]
第24回電撃小説大賞に応募したことがきっかけで、『喫茶黒猫はいつもあやかし日和です』にて作家デビュー。宮澤真一の名で、プロの声優としても活躍中(マウスプロモーション所属)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
58
プロの声優さんが著者ということで、主人公の緘黙的な症状を吹き替えでサポートしてあげる黒猫が出てくる、不思議なファンタジー。この黒猫が緩衝材となり、物語が進んでいく。最後まで読んだが、まだ主人公の美月が抱える問題に決着がついていないため、続編の余地があると思った。美月ちゃんを幸せにしてあげてください。2019/05/30
スズ
24
幼少期のトラウマで人と話す事が出来ない少女美月が、祖父母の遺した喫茶店を受け継ぎ、あやかしの黒猫レンと共に、あやかしと人の紡ぐ切ない事件を温かく解決していく物語。人と話せない美月の代わりにレンが美月の言葉を吹き替えるという、声優として活動する作者さんらしい設定が面白く、まだおじいちゃんのような美味しい珈琲は淹れられないものの、大切な人達の遺した居場所を懸命に守り切ろうと喫茶店を切り盛りする美月がとても素敵。本当の声では話せないけど、美月の優しい心がお客さんを支えた事実は本当なんだよねと終盤の展開にほろり。2020/11/29
小梅さん。
12
びっくり~、妖し黒猫が、人とまともに話せない美月の腹話術w 黒猫のレンのツンデレぶりがおかしい。 紅葉さんとのかけあいも愉快だし。 関わった人の妖し絡みの事件を解決していく。 いい子なんだよね、美月。 でも、いい年して人と話せないって問題なのではと思ったけど、そうだったのか。 かるーくさくっと読めた。2020/01/18
栗山いなり
6
喫茶店『喫茶黒猫』の若き女店主とあやかしの黒猫があやかし絡みの騒動を解決していく物語。文章がちょっと読みにくかったかなと気にはなったが内容自体は悪くなかったと思う。酒呑童子のエピソードは少しこみ上げた2023/09/10
悠
5
大好物のあやかし系の本(笑)黒猫が出てくるのですが、最近夏目友人帳を見ていたせいか、頭で再生される猫ちゃんが…(笑)でも、楽しく読めました。2021/05/24