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出版社内容情報
あらゆる「音」から謎を解く天才。人は彼女を、絶対音感探偵と呼ぶ。 横浜本牧の片隅に佇む弦楽器修理工房『響』。この店のオーナー冬馬響子は、美しいが人間嫌いの風変わりな女主人だ。元天才ヴァイオリニスト、人並み外れた聴覚を持つ彼女の事を知る人は皆こう呼ぶ――絶対音感探偵、と。
あらゆる音を聴き分ける力とホームズばりの推理力で、なぜか楽器修理と共に持ち込まれた事件を解決する名探偵。そんな響子さんの下宿人兼助手の僕もまた、彼女の「耳」に救われた一人だった……。音×謎解き。新しい名探偵がおくる芸術ミステリー登場!
上津 レイ[ウエヅ レイ]
著・文・その他
内容説明
横浜本牧の片隅に佇む弦楽器修理工房『響』。この店のオーナー響子さんは、美しいが人間嫌いの風変わりな女主人だ。元天才ヴァイオリニスト、人並み外れた聴覚を持つ彼女の事を知る人は皆こう呼ぶ―絶対音感探偵、と。あらゆる音を聴き分ける力とホームズばりの推理力で、なぜか楽器修理と共に持ち込まれた事件を解決する名探偵。そんな響子さんの下宿人兼助手の僕もまた、彼女の「耳」に救われた一人だった…。音×謎解き。新しい名探偵が贈る芸術ミステリー登場!
著者等紹介
上津レイ[ウエズレイ]
小説家。電撃小説大賞応募作が目に留まり、『横浜ヴァイオリン工房のホームズ』でメディアワークス文庫デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
51
ワトソン役の語り手の影がやや薄いか。もうちょっと自己主張を始めるともっと物語が動きそう。続編楽しみにしております。2018/12/23
よっち
29
横浜の弦楽器修理工房『響』のオーナーで絶対音感探偵の冬馬響子。下宿人兼助手の大学生・結城広大が彼女と一緒に音楽に纏わる謎を解き明かすミステリ。広大の兄と自殺した彼女の真相、ストラディバリウスと百年越しの物語、響子の師匠と家族を巡る物語の三編からなる構成で、風変わりなお嬢様ながら洞察力に優れ豊富な人脈を持つ探偵役の響子と、フォロー役の広大がなかなかいいコンビで、本格的な謎解きではないものの二人が解き明かしてゆく真相もまたなかなか優しくぐっと来る結末で良かったですね。続編あるならまた読んでみたいと思いました。2019/03/02
coco夏ko10角
21
横浜本牧にある弦楽器修理工房、修理依頼以外に時々謎も持ち込まれ…。音がからむ謎ばかり。ヒロインのキャラ設定がなんだか既視感。2019/07/27
しぇん
17
KindleUnlimitedで再読。事件の内容殆ど忘れていたので新鮮な気持ちで読み返せました。このシリーズの後、何にも出版されてないんですかね?地味目てすがしっかりした物語で割と好きでした2023/01/05
まるぼろ
14
横浜で弦楽器修復工房「響」を営み、絶対音感探偵と呼ばれている冬馬響子と、そこの下宿人の結城広大の音楽に纏わるミステリです。響子さんは人嫌いで天才肌のお嬢様なキャラなので、ともすれば北海道の骨好きなお嬢様と似通う所もあるな、とは思いましたが、相棒役の広大がとても落ち着いていて上手くワトソン役として嵌っていたので楽しく読む事が出来ました。個人的には第二話のストラディバリウスの話が好きでしたかね。まだ始まったばかりですが、好きになりそうなシリーズに思えたので次巻にも期待です。2019/02/26