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出版社内容情報
読めばちょっと『かしこさ』が上がる(!?)数学ファンタジー第3弾! 帝国での戦いからしばらく経ち――しかしなお、弱小国家ファヴェールの宰相にして、数学オタクの現代人・ナオキは苦境に立たされていた。苦楽をともにしてきた王女・ソアラからナオキに領地が下賜されることになったのだ。それはナオキを貴族階級に据え《自分と婚約できる立場になってもらう》ための、彼女からの遠回しなプロポーズだった……が。
それをこいつ――断りやがった!
前回の戦いで仲良く(?)なったライアス公爵や、助手のテレンティアにメンタルフルボッコにされる名宰相あらため、優柔不断へっぽこ人間のナオキだったが、彼にはソアラに対して踏み出せない一つの理由があった。
激動のシリーズ第3巻!!
長田 信織[ナガタ ノブオリ]
著・文・その他
紅緒[ベニオ]
イラスト
内容説明
帝国での戦いからしばらく経ち―しかしなお、弱小国家ファヴェールの宰相にして、数学オタクの現代人・ナオキは苦境に立たされていた。苦楽をともにしてきた王女・ソアラからナオキに領地が下賜されることになったのだ。それはナオキを貴族階級に据え、“自分と婚約できる立場になってもらう”ための、彼女からの遠回しなプロポーズだった…が。それをこいつ―断りやがった!前回の戦いで仲良く(?)なったライアス公爵や、助手のテレンティアにメンタルフルボッコにされる名宰相あらため、優柔不断へっぽこ人間のナオキだったが、彼にはソアラに対して踏み出せない一つの理由があった。激動のシリーズ第3巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トンちゃん
41
久々に読みましたが数学がより高度になってる印象。説明ページを読んでも理解できない数学オンチに愕然としました笑 今作で新キャラのトゥーナという天才児が登場します。この娘を見つけに行くところから始まるのですが、最後思いのほかあっさりと締めに入ってて驚きました。ラノベって3巻がひとつの区切りなんですね。 街での反乱で窮地に追い込まれたナオキとソアラ。今回はダメそう?と思いながらもナオキの肝っ玉が座ってるところに成長を感じられた1冊でした。数字を操れるってすごく羨ましいな笑2020/05/07
むっきゅー
38
ひとまず完結。面白かった。今巻は、1巻の戦争で荒廃した旧侯爵領の立て直しと、それに伴う内戦の話。新キャラ・天才数学少女ツナちゃん(9)登場。フォン・ノイマン級の計算力を誇り、ナオキが高給で迎え入れたのだが、ラノベのお約束でロリコン扱いされます(笑)。内戦ではヒューマンエラーから本作最大のピンチを迎えるナオキだったが、逆転の一手がなるほどと唸らせるものだった。王女ソアラとも無事ゴールインしたのだが、元皇女テレンティアと3ぴ..ゲフンゲフン。売り上げによっては続編も期待していいそうなので、是非購入してほしい。2018/10/13
佐治駿河
33
作者も大変ですね。物語に使えそうな数学を探さなければなりませんからね。きっと多くの数学関係の本を読んで使えそうな数学をストックして、物語に差し込んで書き上げる事はかなり根気がいると思います。最終盤で二人の関係が一気に進展して時間も経過したようですので、次巻からは新たな展開となるのでしょうかね?2025/05/08
まっさん
29
★★★★ 今巻は前二巻と比べると若干スケールが小さい話ではあるものの、訪れた危機の大きさはそれらを凌ぐものに。正直この国内乱起きすぎじゃない…?と思わなくもないけど、まあ建て直しの真っ最中ってことを考えると仕方の無いことなのかなと。ナオキが抱えるトラウマの内容が明かされたり、彼がソアラに対して今一つ向き合えていない理由などについての話が展開され、また彼女やテレンティアとの関係にも変化が訪れる。恐らく売上次第によってはここで終わっていたんだなと思うくらい綺麗な終わりを迎えていたので、次巻以降どのように話→2020/05/06
中性色
29
97×100-(97×5)ではだめなのか。数学ファンタジー第3弾。今回は幼女を金で釣って買う話(違う)。相変わらず数式多用は物語の形式上当たり前だけど、それが戦争シーンなどにきちんと活かされているのがすごい。結果的に物語は一区切りついたけど、どうつなげるんだろうか。しかし、あの親子は関数という性癖でもあるのか。個人的にはトゥーナが好み2018/10/12