出版社内容情報
黒の国・呂国の姫 鈴華は、仙皇帝陛下の妃争いなどどこ吹く風の読書三昧。
朱国、金国の姫君とのお茶会を楽しみ、気ままに暮らしていた。
でもそんな折、後宮では密室放火事件が発生。侍女の冤罪を晴らすべく、鈴華は本の知識でトリックの解明に挑む!!
さらに、仙皇帝宮に激震が走る、かつてない事件が迫っていて――
波乱万丈、でも鈴華・マオ・レンジュの関係性は相も変わらず一進一退。
マイペースにお送りする後宮物語第二弾!
内容説明
各国の姫が仙皇帝の妃を目指すなか、呂国の姫・鈴華は好奇心赴くままに本を読む―ある事件解決をきっかけに催された茶会。本の知識が人の役に立つことを知った鈴華は、泣いて、笑って、社交的に変わってゆく。他方、謎の青年・マオと彼の下で働く宦官・レンジュは仙山の行く末を案じていた。本の知識を蓄えるだけでなく、活用できる知性も持つ鈴華を迎え入れるべく彼らはある計画を進めようとするが―「鈴華様…後宮は閉鎖されるでしょう」仙山最大の危機に本の妖怪・鈴華が地下図書館へ奔る―後宮に取り巻く謎に挑む鈴華が、初めて“人のために本を読む”第二巻。