出版社内容情報
悪女セラフィナの手により過去へと回帰した魔法使いアーヴェル。
その記憶を活かし、幼いセラフィナを真っ当に育て上げて彼女の運命を変えようとしたものの、どうしても兄ショウの死を回避することはできなかった。
三度目となる過去への回帰で、アーヴェルはついに中央の皇帝一家に反旗を翻す。
全員が幸せになる唯一の道――ショウを皇帝にすることを目指して。
反乱が進むにつれ、それぞれの思惑やセラフィナの生家であるシャドウストーン家の呪いなどが次第に明らかになり……?
魔法と呪い、愛と憎しみ、そして過去と現在。
すべてのものが交わる中で、何度も時を繰り返したアーヴェルたちが最後にたどりついた未来とは――?
内容説明
悪女セラフィナの手により過去へと回帰した魔法使いアーヴェル。その記憶を活かし、幼いセラフィナを真っ当に育て上げて彼女の運命を変えようとしたものの、どうしても兄ショウの死を回避することはできなかった。3度目となる過去への回帰で、アーヴェルはついに中央の皇帝一家に反旗を翻す。全員が幸せになる唯一の道―ショウを皇帝にすることを目指して。反乱が進むにつれ、それぞれの思惑やセラフィナの生家であるシャドウストーン家の呪いなどが次第に明らかになり…?魔法と呪い、愛と憎しみ、そして過去と現在。すべてのものが交わる中で、何度も時を繰り返したアーヴェルたちが最後にたどりついた未来とは―?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
18
★★★★★素晴らしかった。作中の言葉通り、これはまごうことなく恋の物語だった。前回の世界で愛する人さえ犠牲にして手に入れた「誰が自分たちを殺し得るのか」という情報を手に、やり直しの始まった日へと戻ってきたアーヴェル。この国を牛耳る敵のあまりの強大さ、幸せになるためには自分たち家族が一人勝ちする状況を作らねばならないという途方もなさに挫けそうになるも、ふとしたきっかけで兄ショウに自分の前回までに経験した記憶が流れ込んでしまって…と始まる物語。セラフィナさえ、彼女さえ幸せになればいいという考えから、2025/01/09
つじ みやび
5
日差しのように暖かくて、冬の寒さのように痛くて辛くて、でもやっぱり、海風に吹かれる髪を抑えるような馬鹿みたいにふざけた話……でしたね………。なんのこっちゃわからない?多分読んだらわかりますとも。 何度も何度も絶望を見て、それでも希望のために、幸せのために、そして初めの恋心のために。報われるための努力が実ったんだなって思いました。めちゃめちゃ綺麗。そして好き。2025/01/10