出版社内容情報
読んだら旅に出たくなる! ヤマザキマリの世界つれづれ見聞記
JALグループ機内誌『SKYWARD』の人気連載「ヤマザキマリの世界逍遥録」がJAL BOOKSより待望の単行本化!エッセイ30編に加え、JALカード会員誌『AGORA』掲載「タイ北部紀行」を収録。
内容説明
読んだら旅に出たくなる!ヤマザキマリの世界つれづれ見聞記。JALグループ機内誌『SKYWARD』の人気連載エッセイ、待望の単行本化。世界を旅するヤマザキマリならではの、独自の視点で捉えた各地の魅力をイラストとともに綴った30編。さらに特別編として、JALカード会員誌『AGORA』掲載の「タイ北部紀行」前後編も併せて収録。
目次
第1章 温泉
第2章 文化
第3章 動物
第4章 タイ北部紀行
第5章 家族
第6章 グルメ
第7章 遺跡
著者等紹介
ヤマザキマリ[ヤマザキマリ]
漫画家・文筆家。東京造形大学客員教授。1967年東京生まれ。84年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。2010年『テルマエ・ロマエ』で第3回マンガ大賞受賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞。2015年度芸術選奨文部科学大臣賞新人賞受賞。2017年イタリア共和国星勲章コメンダトーレ綬章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
128
JAL機内誌の連載。従って、旅にまつわるエッセイ。様々な国に、街に。移動距離が半端なく、機内誌に最適です。(笑)とにかく、逞しく、それでいて、淡々と冷静に。通りすがりの旅の地も、一家で住む街も、フラットに偏見なく見極める。面白いです。もちろん、挿絵の漫画も自身で、写真も載ってます。 2021/09/17
アキ
99
ヤマザキマリのマンガ入りの旅行記。地球という惑星を感じられる場所を選んでいるそう。世界各地の温泉も地球そのものを体感できる場所。そんな著者の漫画「テルマエ・ロマエ」に登場するハドリアヌスは、パンテオンなど今に残る建造物を建て、ローマ各地を周る旅人皇帝だったらしい。スペインのイタリカは南部の都市セビリア近くの古代ローマの遺跡があり、ハドリアヌス帝の出身地でもある。そして初めて属州出身の皇帝となったトラヤヌスも、この地出身であったそうです。ローマ5賢帝のうち2人の故郷は、アンダルシアの穏やかな場所なのだそう。2024/11/17
たいぱぱ
98
『テルマエ・ロマエ』の作者ヤマザキマリさんが、JALの機内誌に書き下ろしていた旅行記。14歳で娘に独りヨーロッパ旅をさせるなんて、ヤマザキさんのお母さん凄いわ!美しいイラストが文章をグッと引き立ててますね。他の人は劇画なのに、ヤマザキさん本人だけマンガになってるのが笑えますが。ルーブル美術館での出会い、ヘミングウェイの愛したバー、美味しそうな現地の食べ物。旅っていいな。最近の少しモヤモヤしてたんですが、僕の知らない世界で文化の違った人々が逞しく生活してるんだなと思ったら、自分がちっぽけに思えてきましたよ。2021/07/08
キムチ
77
予約しての本。中身が簡明な事もあり、読みつつ「これ、小中学生向けの絵本?」と感じた。秀逸なカラー、モノクロ挿絵は愉しませてくれる。細部まで神経を感じ流石、プロ。解説で納得〜数年前にJAL機内誌に掲載3年分を纏めたものね。地球闊歩、悠々旅!「滞在の悦楽」が十分に伝わってくる…旅に誘うオーラ200%。今日 私が海外旅行した時期より経費等諸事情が半端ない。東南アジア中南米は不安定政権だし感染症あるし。畳の上の水練ならぬ旅絵本として寝る前の夢の旅を逍遥♫2024/09/06
そら
63
JAL機内誌「SKYWARD」連載のエッセイ集。短くて読みやすく、毎回のイラストが味わい深い。14歳の頃から音楽家の母親の影響で世界を旅し続けるマリさん。温泉、文化、動物、家族、グルメ、遺跡の章に分かれている。私も動物は匂いと体温を味わいたい派なので、パンダの頭の臭いは吸い込んでみたい(笑)世界にひとつしかないものを見たり、違う文化を感じたり、初めてのものを食べてみたり。叶うのであればこの広い世界を旅してみたい。しかし、地球のほとんどの場所にはいけないから、こうして少しでも想像し感じてみる。世界は美しい。